今回は、ふたハ中学入学後の友達づきあいの話です。
小学校のころは場面緘黙症の症状がひどかったです。
私が言わなくても困っている様子が周りの人に分かりやすい状況でした。
そのため、安心して学校生活を送れるように、母や先生達の配慮があったと思います。
しかし、中学校のころは場面緘黙症の症状が和らぎ、目に見えて困る程の困難さはなくなりました。
それに伴い、中学校入学後から配慮はなくなり、自分の力で友達をつくらないといけない状況に直面しました。
保育園からずっと一緒だった友達とクラスが離れた結果。
中学1年生のふたハ。ついに、保育園からの友達とクラスが離れてしまいました。
保育園からの友達とクラスが違うことで一瞬不安に感じました。
ですが、小学校で話せる子が他にも増え、小学校からの友達とは何人か同じクラスでした。
そのおかげか、大きなダメージはありませんでした。
とはいえ、小学校からの友達とは、話しかけてくれれば話したり一緒に遊んだりはするものの、常に一緒に遊ぶほどの間柄ではなかったです。
この頃の私は、特定の友達はいませんでした。また、1人でいることも平気でした。
自閉スペクトラム症(ASD)の特性である、対人関係を築くことやコミュニケーションの困難さが影響していたのかもしれません。
参考:自閉症の特徴―こだわりの強さや対人関係・コミュニケーションの困難が生じる | メディカルノート
話しかけてくれる前の席の女の子。新しい友達と出会う。
入学後しばらくして、前の席の女の子がよく話しかけてくれました。
学校は別の小学校でしたが、背が高くて世話好きなおもしろい女の子でした。

その女の子は、天然キャラで、敬語で話し、少し変わった動きをする私のことを気に入ってくれたようでした。
休み時間になると後ろを振りかえってくれ、いろいろな話をしてくれました。

いつの間にか、女の子と同じ小学校の友達も加わって、私を含めた4人グループで行動することが増えました。
私は相変わらずマイペースでしたので、1人でどこかに行こうとすることもありました。
それでも、ついてきてくれたり、声をかけてくれたり、気づくと常に4人グループの中にいました。

友達グループのつきあいを経験し、コミュニケーション力少し上昇?
中学生になって、初めてグループで行動する経験をしました。
グループでいることが当たり前になると居心地がよくなり、1人でいるよりもグループでいる方が楽しく感じるようになりました。

また、私のキャラが独特でからかってくる男の子もいましたが、グループの友達が注意してくれたりして助かった場面もありました。
「対等に自分の意見を言える」「自分から積極的にグループに参加する」
…そこまでのコミュニケーションの向上には至りませんでしたが。

友達と一緒に取り組む楽しさや喜びを
たくさん経験することができました!
コミュニケーション力の経験値が一歩ステップアップした1年間でした。