ASDグレーゾーン中学生/部活動入部とプラスに転じた苦手分野

ふたハの中学校は、部活動が盛んな学校でした。

そのため、どこかの部活に入らないといけないきまりでした。

部活動への強い想いは特にありませんでした。

強いて言えば、アットホームで自分のペースで活動できるところがいいなと考えていました。

しかし、最終的には自分のイメージしていた部活とは正反対の部活に決めてしまいました。

今回は、「部活動入部の経緯」と入部時は不本意だったふたハ「前向きに取り組むようになったきっかけ」についてお話します。

部活動の体験入部。部活動へのイメージと期待。

中学校生活に慣れたころ、部活動の体験入部期間がありました。

私は文化部をメインに見学をしようと考えていました。

文字やイラストをかくことが好きだったので、書道部や美術部への入部をイメージしていました。

また、少人数でのびのびできる部活の方が楽しく参加できると考えていました。

グループの友達はみんな運動部を希望していたので、1人別行動で部室を見て回ることにしました。

渡り廊下を抜けて進んでいくと書道部の部室が見えてきました。

しかし、書道部の部室の前までたどり着いたものの、なかなか中に入れずにいました。

窓から様子を見ると、部屋の隅のところでミーティングをしているようでした。

真剣に話し合いをしていて、入りづらい雰囲気でした。

ひとまず、一旦書道部を通り過ぎて、行く当てもなくそのまままっすぐ進みました。

全く候補になかった部活を見学した結果。

すると、「ふたハちゃん!」と声をかけられました。

振り向くと、保育園からの友達でした。

ふたハちゃんも吹奏楽部に見学に来たの?」

「うん。」

と、つい返事をしてしまい一緒に吹奏楽部の見学をすることになりました。

吹奏楽部はたくさんの人がいてとても華やかな印象でした。

見学をしている1年生も多かったです。

やさしそうな先輩がいろんな楽器を持ってきて、試しに吹かせてくれました。

帰り際に、「ぜひ、入部してね!」「待ってるよ~!」と、たくさん歓迎の言葉をかけてくれました。

そして…断り切れず、そのまま入部してしまいました。

音楽に対する苦手意識があったけど、好きになれた理由。

小学校の頃に習い事でピアノをやっていました。

当時はピアノに興味がなく、練習に身が入らず上達しなかったので、音楽に対して嫌なイメージを持っていました。

また、大人数の部活でやっていけるのか、みんなと合わせて演奏できるのか。

だんだん不安になってきて、断ればよかったと入部直後は後悔でいっぱいでした。

ですが、ピアノを習っていたおかげで、譜面が読めたり、リズムがとれたり、スムーズに取り組むことができました

また、部活のメンバーと会話でのコミュニケーションが難しい代わりに、人一倍練習に打ち込みました。

その結果、上手に吹けるようになり、音楽を通したコミュニケーションの心地よさを学びました。

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