支援級2年生はどうだった?|ASD息子の変化と成長をふりかえる

こんにちは。ふたハです!

わが家の息子は、ASD(自閉スペクトラム症)の特性があり、1年生から支援級で学校生活をスタートしました。

ふたハ
ふたハ

このまま支援級でいいのかな?

ふたハ
ふたハ

通常級への移行は本当にできるのかな?

そんなふうに悩んでいた息子が2年生になる前の私。

そして迎えた支援級2年目。

環境の変化が少なかったこともあり、息子は落ち着いたスタートを切ることができました。

その一方で、慣れてきたからこそ見えてきた課題や、新たに感じる大変さもありました。

さらにこの1年は、3年生からの通常級への転籍を見据え、支援級と交流級を行き来する日々。

息子にとっても、そして親である私にとっても、がんばりどころの1年だったと感じています。

この記事では、支援級2年目のわが家の体験をもとに、

  • 2年生で見えてきた課題や悩み
  • 1年間でできるようになったこと
  • 親のサポートや関わり方の変化

についてまとめました。

  • 支援級の2年目って実際どうなの?
  • 通常級への移行を考えているけど不安…

このように悩んでいるママやパパにとって、少しでもヒントになればうれしいです。

なお、支援級1年生の様子については、こちらの記事で詳しくまとめています//

▶ 支援級は実際にどうだった?|ASD息子の小学1年生をふりかえる

支援級2年生のスタート|慣れてきたからこそ見えた変化

新年度が始まる4月は、環境の変化が多く、ASDの息子にとって不安定になりやすい時期です。

でも2年生は大きな変化が少なかったこともあり、気もちに余裕をもって過ごすことができました。

その一方で、学校生活に慣れてきたからこそ、新たに見えてきた行動や課題もありました。

安心して過ごせるようになったからこそ、次のステップが見えてきた…。

そんな1年の始まりだったと感じています。

環境の変化が少なく、落ち着いたスタート

2年生になった息子は、1年生と同じ情緒クラスのままで、教室や靴箱の位置も変わりませんでした。

クラスのメンバーもほとんど同じ。

担任の先生は変わりましたが、支援級の経験がある先生で、落ち着いて見守ってくださる頼もしい存在でした。

こうした環境のおかげで、大きく崩れることもなく、スムーズに新学期を迎えることができたと感じています。

環境の変化が少ないことが安心感につながることを、改めて実感したスタートでした。

慣れてきたからこそ見えた行動の変化|4月の授業参観での様子

学校生活に慣れてきたことで、1年生のころとは違った一面も見られるようになりました。

それまでの息子は、大人しくて目立たないタイプでした。

しかし、2年生になると、わざとやらなかったり、いたずらをしたりと、周囲の反応をうかがうような行動が増えてきました。

また、やりたくないことは、

ぱんタ
ぱんタ

やらない!

と、はっきり意思表示したり、先生に自分から話しかけたりする姿も見られるように。

4月の授業参観では、立ち歩いてしまったり、授業の進行を妨げてしまう場面がありました。

ふたハ
ふたハ

正直とても焦りました。

1年生の頃は一番大人しかっただけに、その変化に戸惑いもありました。

ただその一方で、積極的に手を挙げて発言する場面もあり、授業に参加しようとする意欲が育っていることも感じられました。

落ち着きがなくなったのではなく、自分を出せるようになってきた変化なのかもしれない…。

そう捉えることで、少し前向きに受け止められるようになりました。

2年生になって息子が負担に感じていたこと

2年生になり、安心して過ごせるようになった一方で、負担に感じていることもはっきりしてきました。

特に大きかったのは、6時間授業が増えたことです。

ぱんタ
ぱんタ

6時間はいやだ!

と、はっきり拒否することもあり、疲れがたまっている様子が見られる日もありました。

また、授業のふり返りや日記、作品の感想など、文章を書く機会が増えたこともハードルになっていました。

ぱんタ
ぱんタ

やりたくない!

と拒否することも多く、先生の声かけを受け入れられない場面もあったと聞いています。

さらに、体育への苦手意識も引き続き残っていました。

そのため、鉄棒・ドッジボール・なわとびなどは前向きに取り組めず、見学を選ぶこともありました。

支援級2年生で直面した課題とチャレンジ

2年生は、できるようになったことが増える一方で、新たに見えてきた課題や、つまずきを感じる場面も多くありました。

特にこの時期は、通常級への転籍も見据えて動いていたため、環境の変化や負担の大きさから、息子なりに葛藤している様子も見られました。

成長とともに、「できること」と「難しさ」の両方がはっきりしてきたように感じています。

ここでは、実際に感じた課題と、その中でのチャレンジについてまとめます。

学習面での苦手さ

もともと手先の不器用さがあり、1年生のころから字を書くことが苦手でした。

その傾向は、2年生になっても大きくは変わりませんでした。

1年生のころは、書くことが嫌いにならないようにと考え、細かい指摘は控えていました。

しかし2年生になり、少しずつ字の形やトメ・ハライなども意識できるよう、声かけをしていくことにしました。

その結果、

  • 宿題で書き直しが増える
  • テストで漢字自体は合っていても、トメ・ハライや字の形で減点されてしまう

このような場面が増えました。

できるようになってほしい思いと、負担を増やしたくない気もちの間で、関わり方に悩むことも多かったです。

学校生活での困りごと

学校生活の中では、朝のルーティンや休み時間の過ごし方、お気に入りの場所など。

さまざまな息子の「こだわり」があります。

ふたハ
ふたハ

2年生のころは、鉛筆を必要以上によく削ってました…

こうした「こだわり」は、息子にとって気もちを落ち着かせるために必要な行動でもあります。

そのため、先生にもあらかじめ共有し、無理にやめさせるのではなく、どこまでなら大丈夫かを一緒に考えていくようにしていました。

具体的には、

  • やってもいい範囲や許容する部分をどこまでにするか
  • 危険なことや周囲に影響が出る場合は止める

このように、ある程度の線引き(お互いの妥協点)を決める必要があることを先生に伝えました。

無理のない範囲で見守ってもらえるようにお願いしました。


また、友だちとの関わりについても心配な点がありました。

支援級の少人数で慣れた環境ではやりとりが見られるものの。

交流級ではおとなしく、自分から積極的に関わろうとする様子はほとんどありませんでした。

特に後半は、支援級と交流級を行き来する時間が増えたことで、支援級での関わりも少しずつ減っていきました。

その結果、友だちとの関わり方を学ぶ経験は積みにくい環境だったと感じました。

転籍に向けた環境の変化による負担

2年生の後半は、3年生からの通常級への転籍を見据えて、支援級と交流級を行き来する時間が増えていきました。

その影響もあってか、7月以降は情緒が不安定になることが増え、家庭での対応に悩む場面も多くなりました。

例えば、

  • つめかみが再び見られるようになった
  • ちょっとしたことで気もちが崩れてしまう

このような内面的な負担を感じる様子が見られるようになりました。

それでも、学校で大きく崩れてしまうことはなく、しんどいときには支援級に戻れる環境があったことで、安心感につながっていたように思います。

そのおかげで、新しい環境にも少しずつチャレンジしていくことができたように思います。

支援級から普通級への移行で感じた壁については、こちらの記事でくわしくまとめています//

▶ 支援級から普通級は難しい?小2で感じた5つの壁と乗り越え方

支援級2年生の1年間でできるようになったこと

2年生では、課題や大変さを感じる場面があった一方で、できるようになったことも確実に増えた1年でした。

日々の積み重ねの中で、少しずつ自信につながっている様子も見られ、息子なりのペースで成長していることを実感できました。

ここでは、特に変化を感じたポイントをまとめます。

生活面での成長

生活面では、次の授業の準備など、身の回りのことを自分でできる力が安定してきました。

学校生活の流れを理解し、自分で動ける場面が増えたことで、全体の過ごしやすさもぐっと上がったように感じています。

また、困ったことや伝えたいことを、先生に自分から話せるようになったのも大きな変化でした。

これまでは気もちをうまく言葉にできずに戸惑うことも多かったのですが、伝える経験を重ねる中で自信がつき、困ったら先生に聞く行動が少しずつ身についてきたように感じています。

交流級での学習面の変化

交流級での学習面でも、少しずつ変化が見られるようになりました。

まず、間違えることへの抵抗がやわらぎ、トメ・ハライなどの細かい指導も受け入れられるようになってきました。

また、先生の一斉指示で動ける場面も増え、聞き逃してしまったときや理解が追いつかないときでも、周りの様子を見ながら自分で修正しようとする姿が見られるようになっています。

それでも理解が難しい場合は、先生が個別に声をかけてくれていますが、その回数は少しずつ減ってきており、聞いて動く力が育ってきているように感じました。

苦手なことにも取り組めるようになってきた

文章を書くことはまだ苦手ではありますが、簡単な文であれば自分で書けるようになり、先生の指摘を受け入れて書き直す姿も見られるようになりました。

苦手な中でも、まずはやってみようとする経験が少しずつ積み重なっているように感じています。

また、体育についても引き続き苦手意識はありますが、以前のようにすぐ見学を選ぶだけでなく、順番を守って並んだり、自分なりにできる範囲で参加しようとする姿も見られるようになりました。

苦手だからやらない…ではなく、息子のペースで向き合おうとする姿が育ってきたことは、大きな成長だと感じています。

集団での過ごし方の変化

教室がざわつく場面でも、立ち歩いたり大きな声を出したりすることはほとんどなく、45分間座って過ごせる時間が増えてきました。

待ち時間にはまだソワソワする様子もありますが、周囲に大きな影響を与えることは少なく、場面に合わせた行動が少しずつ身についてきていると感じています。

また、特定の仲の良い友だちはいないものの、班活動や係の仕事には落ち着いて取り組めており、集団の中での過ごし方も安定してきました。


このように、目に見える大きな変化だけでなく、日々の積み重ねによる安定感が増してきたことが、2年生での大きな成長の一つだと感じています。

一つひとつは小さな変化でも、ふり返ってみると確実に前に進めた1年でした。

支援級2年目での親のサポートと変化

2年目の支援級では、息子自身の成長を感じる場面が増えた一方で、親としての関わり方やサポートのバランスに悩むことも多い1年でした。

特に後半は、通常級への転籍に向けて環境が変化していく中で、家庭でのフォローの仕方を見直す場面も増えたように感じています。

ここでは、親のサポートで「大変だったこと」と「負担が軽くなったこと」の両方をふり返ります。

フォローが必要だったこと・大変だったこと

まず大きかったのは、学校での情報が十分に伝わってこないことへの不安でした。

学年のおたよりや支援級の先生との連絡帳でこまめに連絡は取っていましたが、交流級での口頭の連絡事項や指示は、息子にうまく伝わっていないことも多くありました。

息子に聞いても内容があいまいで、直前になって初めて知ることも少なくありませんでした。

ふたハ
ふたハ

校外学習の行き先や班の詳細が分からず、3日前に先生に確認したことがあります…

また、忘れ物も多く、音読カードや漢字ドリルなど、日常的に必要なものを忘れてしまうことが続き、家庭でのフォローが欠かせない状況でした。

後半になると、転籍に向けた環境の変化も重なり、情緒が不安定になることも増えていきました。

通常級で過ごす時間が増えるにつれて、

ぱんタ
ぱんタ

学校に行きたくない!


行き渋る様子が見られることもあり、気もちの面でのサポートにも気を配る必要がありました。

また、つめかみが再び見られるようになるなど、ストレスのサインに気づきながら対応していく難しさを感じる場面も多かったです。

どこまで支えるか、どこから見守るか。

そのバランスに悩み続けた1年でもありました。

2年生の終わりに負担が軽くなったと感じたこと

息子と一緒に、調子のいい時期もあれば踏んばりどころの時期もあり、浮き沈みのある1年でしたが、

ふたハ
ふたハ

少し楽になったかも?

と感じたこともたくさんあります。

まず大きかったのは、登下校の安定です。

  • 歩道橋の上り下りがスムーズにできるようになった
  • 重たい荷物があっても、自分で登下校できるようになった
  • 登校は集合場所から1人で行けるように、下校も1人で帰宅できるようになった
  • 苦手な雨や風の日でも、文句を言いながらも登校できるようになった

また、生活面でも変化が見られました。

  • 宿題に声かけなしで取り組めることが増えた
  • 決められたルールを守って進められるようになった
  • 学校での出来事や大事な連絡を覚えて帰ってくることが増えた

このように、少しずつ親が手を出さなくても回る部分が増えてきました。

その積み重ねによって、サポートの負担が軽くなってきていると感じています。

まとめ|支援級2年生をふりかえって感じたこと

支援級で過ごした2年生の1年間。

息子なりのペースで前に進みながら、次のステップに向けた変化を感じる1年でした。

学校生活に慣れてきたことで、

  • 自分の気もちを表現できる場面が増えた
  • 苦手なことにも少しずつ向き合おうとする姿が見られた

このような成長を実感する機会が多くありました。

一方で、環境の変化や求められることの増加によって、負担を感じている様子もあり、まだサポートが必要な場面も多く残っています。

特にこの1年は、通常級への転籍を見据えて動いていたので、支援級と交流級を行き来する中で、息子にとっても負担の大きい時期が何度もありました。

それでも、つらいときに戻れる支援級という環境があったことで、安心感を保ちながら新しい環境に挑戦できたと思います。

支援級を離れることへの不安と向き合いながら

正直なところ、支援級を離れることへの寂しさは、息子だけでなく親である私自身にもあります。

息子が遅刻して、たまに学校まで送迎することがあります。

その際に支援級の様子を見ると、少人数ならではの落ち着いた雰囲気や、先生との距離の近さにあたたかさを感じます。

ふたハ
ふたハ

この環境から離れて大丈夫かな…

今でも不安になる瞬間があります。

それでも、これまで関わってくださった先生方のサポートや、積み重ねてきた経験は、これからの大きな土台になっていると信じています。

3年生からは通常級での生活がスタートします。

でも、通常級だからと気負いすぎず。

これまでの積み重ねを大切にしながら、息子のペースで進んでいけたらと思っています。

同じように、支援級での生活や進路に悩んでいるママやパパにとって、わが家の体験が少しでも参考になればうれしいです。

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