小3で支援級から通常級(普通級)へ移行した、ASD特性のある息子。
移行直後の4月に行われた授業参観は、私にとって「通常級での現実」を強く感じた時間でした。
周りの子と比べてしまったり、ソワソワしている息子の様子ばかりが気になってしまったり…。

通常級への移行は、まだ早かったのかな。
そんな不安や焦りで、気もちがいっぱいになってしまいました。
その一方で、帰宅後に冷静になってふり返ってみると、息子なりに頑張っていた姿や、成長していた部分もたくさん見えてきました。
この記事では、
について、わが家の実体験をもとにまとめています。
通常級への移行に不安を感じているママやパパの参考になればうれしいです。
小3・通常級の授業参観で見えたASD息子の様子
通常級へ移行して初めての授業参観。

学校ではどんなふうに過ごしているんだろう…

通常級の授業についていけてるのかな…
そんな不安を抱えながら、教室へ向かいました。
小3最初の授業参観|自分の考えを伝える国語の授業
授業参観で行われていたのは国語の授業でした。
課題に沿って自分の考えをワークシートに書き、そのあと隣の席の子と内容を伝え合うという内容です。
息子にとっては、どれも簡単ではない課題ばかり。

通常級では、自分で考えて伝える授業が増えていくんだな…
そんなことを感じながら参観していました。
通常級の授業中に気になったASD息子の行動
授業中、息子は終始ソワソワしている様子でした。
周りの子が落ち着いて授業を受けているように見えて、息子の行動ばかりが気になってしまいました。
また、授業の後半が過ぎたとき、
「できる人は裏面もやってください」
と、先生が声をかけていましたが、息子は取り組もうとしませんでした。
このように、「今やるべきこと」に集中し続ける難しさや、待ち時間の過ごし方など、引き続きサポートが必要だと感じる場面が多くありました。
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小3のペア活動で感じたコミュニケーションの難しさ
授業の中では、隣の席の子と自分の考えを伝え合う時間もありました。
ただ、息子の声はかなり小さかったようで、相手の子に何度か聞き返されていました。
自分の気もちや考えを相手に伝えること。
そして、相手とのやり取りを続けること。
ASD特性のある息子にとっては、やはりまだ難しさがあると強く感じました。
通常級では、このような友だちとのやり取りの場面も増えていきます。
だからこそ、

息子にとって負担が大きくなりすぎないかな…
と、不安になりました。
その一方で、少しずつ経験を重ねながら、息子なりのペースで慣れていってほしいという思いもあり、
心配な気もちと見守りたい気もちの間で葛藤する日々が続いています。
小3の授業参観で感じた親の不安と焦り
授業参観中、私は息子の様子を見ながら、いろいろな感情が頭の中をぐるぐるしていました。
本当は、通常級という新しい環境の中で頑張っている姿を応援したい。
できるようになったことや、成長した部分を見つけてあげたい。
そう思っていたはずなのに、実際には不安や焦りの方が、いつの間にか大きくなっていました。
「比べてはいけない」と思うほど周りが気になった

周りと比べても意味がない
頭ではそう分かっているつもりでした。
それでも、周りの子たちが落ち着いて授業を受けている姿を見ると、どうしても息子との違いばかりが目についてしまいました。
気づけば、できていない部分ばかりを探すように見てしまっていました。
本当は、息子なりに頑張っているはずなのに…。
そう思えば思うほど、そんな自分自身にも嫌気がさして、気もちが落ち込んでいきました。
小3の授業参観で周囲の視線が気になって苦しくなった
授業を見ているうちに、周囲の視線まで気になるようになっていました。
そんなことばかり考えてしまい、だんだん気もちが苦しくなっていきました。
本当は、

消しゴムを触りすぎ!

今はタブレットを触る時間じゃない!

時間が余ってるなら裏面もやって!
そんなふうに、声をかけたくてたまらなかったです。
いろいろな感情が一気に押し寄せてきて、

この場所にいたくない
と、思ってしまう自分もいました。
「通常級はまだ早かったのかも」と不安になった
授業を見ているうちに、

もう1年、支援級で様子を見た方がよかったのかな…
という思いが頭をよぎりました。
さらに、
そんな不安も、少しずつ大きくなっていきました。
不安が強くなるほど、悪い方ばかり考えてしまう自分が嫌で、余計につらくなってしまいました。
それだけ、通常級でのスタートに対して、私自身も余裕が持てなくなっていたように思います。
小3の授業参観後に担任の先生と話して感じたこと
授業参観が終わったあと、担任の先生と少しお話しすることができました。
参観中に感じた不安や焦りが大きかったこともあり、そのときの私はかなり気もちに余裕がない状態だったと思います。
帰宅してから、

不安をぶつけすぎてしまったかな…

少し言い過ぎたかもしれない…
と気になったほどでした。
それでも、先生と直接話せたことで、張りつめていた気もちが少しラクになったように感じています。
4月の家庭での様子や授業参観で感じた不安を共有
まず先生には、4月に入ってから家庭で見られていた息子の様子について共有しました。
学校では頑張れている反面、家では気もちが不安定になりやすいこと。
以前より疲れが見えたり、こちらの話を聞けないことが増えていること。
そんな家庭での変化も含めて伝えました。
また、授業参観を見て感じた、
についても、そのまま先生にお話ししました。
担任の先生から聞いた通常級での様子
そして、先生からは、学校での息子の様子について教えてもらえました。
授業中に気がそれてしまうことはあるものの、大きな問題があるわけではないこと。
また、友だちとの関わりはほとんどないけど、先生には自分から話しかけることもあると聞きました。
親としては心配ばかりが大きくなっていましたが、学校での様子を聞けたことで、少し安心できた部分もありました。
少し気もちが軽くなった担任の先生の言葉
最後に先生から、
と、話がありました。
授業参観中は、できていないことばかりに目が向いてしまっていました。
でも、先生と話す中で、まずは新しい環境に慣れること。
それだけでも十分大切な段階なんだと、改めて気づかされました。
帰宅後、冷静になってから気づけた息子の成長
授業参観中は、不安や焦りでいっぱいになっていました。
でも、帰宅後に落ち着いてふり返ってみると、

こんなにもできることが増えていたんだ…
と、改めて感じることもたくさんありました。
「できていないこと」ばかり見ていた自分に反省
授業参観中の私は、息子のできていないことばかりに目を向けていました。
周りの子と比べてしまい、
そんな気もちが強くなっていたように思います。
でも、冷静になって考えてみると…。
私自身が一番、「みんなと同じ」を息子にを求めてしまっていて、
息子なりに頑張っていたのに、その姿をちゃんと見られていなかったことに反省しました。

期待しすぎてしまった…
ふり返って見えてきたASD息子の頑張り
落ち着いて授業参観を思い返してみると、息子なりに頑張れていた部分もたくさんありました。
特に、以前の息子と比べて成長していると感じたのは、次のような部分です。
① 最後まで席に座って授業に参加できていた
通常級へ移行したばかりの4月。
そんな慣れない環境の中でも、席に座って最後まで授業に参加できていました。
それだけでも、息子にとっては大きな頑張りだったと思います。
② 周りに大きく影響する行動はなかった
授業中に、
といった行動はありませんでした。
ソワソワしている様子はあったものの、周囲に大きな影響を与えるほどではなかったように感じます。
③ 待ち時間の過ごし方が少しずつ変わってきていた
待ち時間には、消しゴムやタブレットを触る様子もありました。
ただ、以前の息子と比べると穏やかな待ち方になったようにも感じました。
以前なら、待ち時間を持て余すと、
など、1つのことにこだわって繰り返し続けることが多く、今回よりも気になる行動が目立っていました。
そう考えると、過ごし方のバリエーションが増え、息子なりに待ち時間をやり過ごせるようになってきたと感じました。
④ 鉛筆かじりも少しずつ変化していた
鉛筆をかんでいるように見えた場面もありましたが、一瞬だけで終わっていました。
以前のように、鉛筆が削れるほど続くことはありませんでした。

まだ「かじれるくん」は必要そうだけど、成長も感じる!
⑤ 自分なりに課題へ取り組もうとしていた
授業参観で取り組んでいたプリントを後から見返してみると、
書いている文字数は少なかったものの、課題の内容から大きくズレてはいませんでした。

息子のペースで、授業に参加できてる!
⑥ 私に気づいて手をふってくれた
そして何より印象に残っているのは、授業中に私に気づいて、うれしそうに手をふってくれたことです。
ゆっくりふり返ってみると、こんなにもできていることがあったんだと気づきました。
まとめ|小3の授業参観をふりかえって感じたこと
通常級へ移行して間もない4月の授業参観は、私にとって、不安や焦りを強く感じる時間でした。
周りの子と比べてしまったり、できていない部分ばかりが目についてしまったり…。
授業参観中は、通常級に移行したことを後悔するほど気もちが揺れていました。
でも、帰宅後に冷静になってふり返ってみると、息子なりに頑張っていた姿や少しずつ成長している部分が見えてきました。
そして何より、通常級という新しい環境の中で、毎日学校へ通っていること自体が、息子にとって大きな挑戦なんだと感じました。
親としては、つい「みんなと同じ」を求めてしまいがちです。
でも大切なのは、周りと比べることではなく、支援級にいたころと変わらず、今の息子をしっかり見ていくこと。
そして、できていることも苦手なことも含めて、その時々の息子に合わせたサポートを考えていくことだと改めて感じました。
これからも学校と連携を取りながら、息子が少しでも安心して過ごせるよう、必要な支援を一緒に考えていきたいと思います。

