相談支援員って何してくれる?就学・転籍で悩んだ体験まとめ

就学先を通常級にするか支援級にするか悩んだとき。

支援級から通常級への転籍を考え始めたとき。

  • 誰かに相談したいけど、どうすればいいのか分からない
  • 相談支援員って、どこまで関わってくれるの?
ふたハ
ふたハ

そんなふうに迷ったことはありませんか?

わが家も、息子の就学や転籍を考える中で、同じように悩んできました。

でも、実際に相談支援員さんに相談してみて、気づいたことがたくさんありました。

この記事では、就学や転籍に悩んだときに相談支援員さんに話したことや、実際にもらったアドバイスを、わが家の体験をもとにまとめています。

相談支援を利用しようか迷っているママやパパの参考になればうれしいです。

相談支援員って何してくれる?基本の役割とできること

ふたハ
ふたハ

相談支援員って、何をしてくれる人なの?

初めて関わるときは、どこまで相談していいのか分からず、少し戸惑いました。

ここでは、基本的な役割や、どんなことを相談できるのかをまとめました。

相談支援員の主な役割とは?

相談支援員の主な役割は、障害のある方や障害のある子どもが自立した日常生活や社会生活を送るためにサポートを行うことです。

参考:001514704.pdf

わが家の場合は、息子の特性や家庭の状況に合わせて、必要な支援を一緒に考え、方向性を整理してくれています。

具体的には、

  • 福祉サービス(放課後等デイサービスなど)の利用計画を立てる
  • 定期的に状況を確認し、必要に応じて支援内容を見直す
  • 関係機関(学校や放デイなど)との連携をサポートする

といったことをお願いしています。

どんなことを相談できるの?

相談できる内容はとても幅広く、日々のちょっとした困りごとから、就学や転籍などの大きな選択まで相談にのってもらうことができます。

例えば、

  • 学校生活で気になっていること
  • 友だち関係やコミュニケーションの悩み
  • 家庭での関わり方や声かけの工夫
  • 放課後等デイサービスの選び方や利用方法

わが家ではこのようなことについてよく相談しています。

こんなこと聞いてもいいのかな?と思うような内容でも、話してみることで、気もちの整理ができることが多いです。

就学や転籍の相談もできる?

就学先の選択や支援級から普通級への転籍についても、相談することができます。

実際、わが家でも、

  • 普通級と支援級どちらが合っているのか
  • 転籍のタイミングはいつがいいのか
  • 学校とどのように連携していけばいいのか

といったことを相談してきました。

専門的な視点だけでなく、これまで関わってきた親子のケースも踏まえてアドバイスをもらえるため、親だけでは気づけなかった視点を知ることができました。

利用するにはどうすればいい?

相談支援員につないでもらうには、まずはお住まいの自治体や相談支援事業所に問い合わせるのが一般的です。

すでに福祉サービス(放課後等デイサービスなど)を利用している場合は、その流れで相談支援員がついているケースもあります。

ちなみに、わが家の初回面談では、子どもの様子や困っていることを共有しました。

そのうえで、放デイの種類や利用のタイミングについて詳しく教えてもらい、必要なサポートを一緒に整理していきました。

就学・転籍で悩んだときに実際に相談したこと

ここからは、実際にわが家が就学や転籍で悩んだときに、相談支援員の方にどんなことを相談してきたのかをまとめます。

通常級か支援級かで悩んでいたこと

就学前に「通常級と支援級、どちらを選ぶべきか…」とても悩みました。

当時の息子は、発達検査の数値や特性を考えると支援級が妥当と言われることが多く、実際に周囲からも支援級をすすめられることがほとんどでした。

私も支援級の方が息子には合っていると思っていましたが、

  • 通常級の選択肢は本当にないのか
  • 挑戦することで見えることもあるのではないか

通常級への思いも完全にはあきらめられず、なかなか決められずにいました。

そこで、相談支援員さんに、息子の特性やこれまでの様子を踏まえながら、どんな選択が考えられるのかを一緒に整理してもらいました。

就学先を決めるまでに悩んだことや、わが家が支援級を選んだ理由については、こちらの記事にまとめています//

▶ 就学先の決定に悩んでいる方へ!支援級に決めたわが家の選択

転籍のタイミングについての相談

入学後は、支援級での生活をスタートしましたが、次に悩んだのが「いつ通常級へ移行するか」というタイミングでした。

  • 今の様子で本当に転籍できるのか
  • いつまで支援級で力をつけた方がいいのか
  • 本人の気もちとどう向き合えばいいのか

こうした迷いは、家庭だけで考えていると視野が狭くなりがちでした。

相談支援員さんには、これまで関わってきた他のケースも踏まえながら、

  • 今の息子の状況で考えられる選択
  • 転籍をした場合のメリット・デメリット

を詳しく教えてもらい、判断の軸を整理していきました。

転籍のタイミングについて、わが家が悩んだことや考えたことについては、こちらの記事にまとめています//

▶ 通常級に転籍はいつがベスト?3年生は見送り4年生で目指すわが家の選択

学校との連携について相談したこと

転籍を考えるうえで、学校との連携も大きなポイントでした。

ただ、

  • どこまで学校に伝えればいいのか
  • どのように話を進めていけばいいのか

といった部分に不安があり、相談支援員さんにサポートをお願いすることにしました。

具体的には、転籍の最終判断に向けた学校との面談に、同席してもらえないかを相談しました。

専門的な視点だけでなく、第三者の立場から息子の様子を見てもらい、意見をもらいたいという思いがありました。

また、私自身が状況をうまく説明することに苦手意識があったため、必要に応じて代弁してもらえる存在がいることで、安心して話し合いに臨むことができました。

そのおかげで、家庭・学校・相談支援員の三者で共通認識を持ちながら話を進めることができ、転籍の判断にもつながっていったと感じています。

学校との面談に向けて準備したことや実際にどんな質問をしたのかは、こちらの記事で詳しくまとめています//

▶ 通常級への転籍を目指して|学校との面談の準備と質問リスト

相談支援員からもらったアドバイスと気づき

相談支援員に相談する中で、わが家だけでは気づけなかった視点や、具体的な関わり方のヒントをたくさんもらいました。

ここでは、実際に印象に残っているアドバイスと、そこから得た気づきをまとめます。

普通級の挑戦もありだと選択肢を広げてくれた

入学前の息子は、療育手帳を持ち、発達検査でもIQは60台。

友だちと一緒に遊ぶことが難しく、こだわりも強かったため、主治医の先生をはじめ、周囲からは支援級をすすめられることがほとんどでした。

私自身も、

ふたハ
ふたハ

無理をさせて失敗経験を増やしてしまうかも…

という不安が強く、通常級の選択には消極的でした。

ただ、その一方で、通常級に行けたら…と通常級の可能性をあきらめたくない気もちもかすかに残っていました。

そんな中で相談支援員さんから言われたのが、

「通常級にチャレンジしてみて、もし難しかったら、そのときに支援を頼ればいい」

という言葉でした。

その言葉は、まるで自分の心の中を見透かされたようで、

ふたハ
ふたハ

最初から可能性を狭めなくてもいいのかも…

そう思えるきっかけになりました。

就学のスタートを楽にするための習慣づくり

就学前には、学校生活をスムーズにスタートできるよう、日常の中でできる準備についてもアドバイスをもらいました。

例えば、

  • あいさつの習慣
    • 場面をしぼって「ここで1回言えればOK」とハードルを下げる
    • 例えば、園の門で先生に「おはよう」と言うことを目標にするなど、場所や相手を限定して取り組んでみる
  • 登下校の練習
    • 通学路を一緒に歩きながら、交通ルールを確認しておく
  • ランドセルの扱いに慣れる
    • 背負う・開け閉め・フックのつけ外しなどを事前に練習
  • 準備や片づけを自分で行う
    • 帰宅後にカバンや持ち物を決まった場所に置く

できることを少しずつ増やしておくことで、入学後の負担を減らすことにつながりました。

転籍をどう進めるか|息子の気もちと学校への確認ポイント

転籍については、進め方についての具体的なアドバイスをもらいました。

まず大前提として言われたのが、「本人の気もちが整っていることが大切」ということ。

嫌がっている状態で無理に進めても、うまくいかない可能性が高い。

だからこそ、タイミングや関わり方はとても重要。

ただし、完全に本人任せにするのではなく、興味や成功体験につなげながら、前向きになれるような関わりを続けていくことも大切だと教えてもらいました。

また、学校に対しては次のような点を確認していくとよいとアドバイスをもらいました。

  • 交流級での理解度や授業の様子
  • 先生の付き添いやサポートの程度
  • 子ども同士のやりとりがどのくらいできているか
  • クラスでの関わり方や居場所
  • 交流級で過ごす時間を増やせるか

そして、授業のスピードについていけるように、家庭での予習も一つの方法として教えてもらいました。

具体的に確認すべきポイントとして整理できたことで、行動にも移しやすかったです。

転籍に向けて見直したサポート方法

それまでは、息子が困らないように先回りして支えることが多かったのですが、

「これからは、自分でできる力を少しずつ伸ばしていくことが大切です」

と、相談支援員さんからのアドバイスを受けて、わが家でも関わり方を変えていくことに。

放課後等デイサービスとも連携しながら、少しずつ取り組みを進めていきました。

家庭で意識した関わりと声かけ

家庭では、「自分で考えて動く力」を育てる関わりを意識するようになりました。

具体的には、

  • すぐに助けるのではなく、失敗する経験になっても見守る
  • 「今どうなってる?」「誰がやってる?」など、考えるきっかけになる声かけ
  • 自分の気もちを言葉にできるように、意見を聞く機会を増やす

など、息子自身が考えて行動できるような関わりへと少しずつシフトしていきました。

放デイと連携して取り組んだこと

また、放課後等デイサービスとも連携しながら、集団生活に必要な力も意識して伸ばしていきました。

例えば、

  • 相手に伝わるように話す練習
  • 友だちの輪に入るための関わり方(「入れて」「貸して」「いいね」など)
  • 困ったときに先生に伝える経験

など、学校生活につながる力を少しずつ積み重ねていきました。


そしてもう一つ、相談支援員さんからのアドバイスで印象に残っているのが、

「自分で選んだことの結果まで、しっかり経験させることが大切です」

という言葉でした。

うまくいったことだけでなく、うまくいかなかったことも含めて、自分の選択として受け止めていくこと。

その積み重ねが、少しずつ自信や判断力につながり、自立への一歩になっていくのだと感じています。

相談支援員に相談してよかったと感じたこと

ここまで、実際に相談した内容やもらったアドバイスについて書いてきましたが、就学前から相談支援員さんとつながっていたことは、本当によかったと感じています。

一人で抱え込まずにすんだことが、何より大きな支えになっていました。

不安な気もちが整理できた

就学や転籍について1人で考えていると、

ふたハ
ふたハ

これでいいのかな…

ふたハ
ふたハ

本当に大丈夫かな…

同じ考えがぐるぐると回ってしまうことがよくありました。

相談支援員さんに話すことで、頭の中にあった不安や迷いを言葉にすることができ、少しずつ気もちが整理されていきました。

話しているうちに、

  • 何に悩んでいるのか
  • 自分は本当はどうしたいのか

に気づけることも多く、それだけでも大きな意味があったと感じています。

客観的な視点をもらえた

親として関わっていると、どうしても見方が偏ってしまうことがあります。

できていない部分ばかりが気になったり。

逆に、ここまでできるようになったから大丈夫かも…と前向きに考えすぎてしまったり。

そんなときに、第三者の立場から息子の様子を見て、客観的な意見をもらえたことはとてもありがたかったです。

良い面も課題もバランスよく伝えてもらえることで、冷静に状況を判断できるようになったと感じています。

通う小学校の情報をもらえた

相談支援員は、他にもさまざまな家庭や子どもたちと関わっているため、地域の学校についての情報を持っていることも多いです。

わが家の場合も、

  • 支援級の雰囲気
  • どんな先生がいるか
  • どのようなサポートが受けられそうか

といった、実際に通ってみないと分からないような情報を就学前に教えてもらうことができました。

事前にこうした情報を知っておけたことで、就学先や転籍を考えるうえでの安心材料になったと感じています。

学校との橋渡しになってくれた

学校とのやりとりは大切だと分かっていても、

  • どこまで伝えればいいのか
  • どう先生と話せばいいのか

悩むことも多くありました。

わが家では、先生とのやりとりの中で疑問に思ったことや不安を感じたときに、対応方法を相談しています。

また、学校との面談に同席してもらったこともあり、専門的な視点から補足してもらえたことで、より深い話し合いができたと感じています。

相談支援員に相談する前に知っておきたいこと

相談支援員さんはわが家にとってとても心強い存在ですが、実際に関わってみて感じた「事前に知っておくと安心なこと」もありました。

期待しすぎてしまうとギャップを感じることもあるので、ここでは正直に感じたことをまとめます。

すぐに答えが出るわけではない

相談支援員さんは、これまで多くの親子と関わってきた経験があり、的確なアドバイスをもらえることが多いです。

ただ、相談すればすぐに解決する、というものではありません。

最終的にどうするかを決めて、実際に動いていくのは、やはり自分自身です。

わが家でも、アドバイスをもらってすぐに変わるというよりは、少しずつ取り入れながら進んでいくことが多かったように思います。

それでも、悩みを話せる相手がいるだけで気もちが軽くなり、前を向きやすくなると感じました。

現在も年に3回、支援計画の見直しを兼ねて面談を行っていますが、状況を整理しながら、これからの対応を考える大切な時間になっています。

ただ、アドバイスをすべて実践するのではなく、「今の自分たちにできそうなこと」を選びながら取り入れていくことが大切だと感じています。

担当者によって関わり方に違いがある

相談支援員さんは一人ひとり考え方や関わり方が違います。

周りのママさんの話を聞いて感じたのは、

  • とても寄り添ってくれるタイプ
  • はっきりと意見を伝えてくれるタイプ

など、関わり方には幅があると感じました。

わが家の担当の方は、経験が豊富でしっかりと意見を持っているタイプ。

そのため、

ふたハ
ふたハ

今ほしい言葉ではないな…

ふたハ
ふたハ

気もちが追いついていかない…

と感じたことも正直あり、一度、担当を変えた方がいいのか悩んだこともありました。

ただ、感情的な寄り添いは控えめでも、的確な視点や現実的なアドバイスをもらえる点には大きな安心感があり、結果的にそのままお願いすることにしました。

合わないと感じたときの考え方

担当者との相性はとても大切です。

もし「合わないかも」と感じた場合は、無理に我慢する必要はありません。

実際に、担当を変更されたという話も周りで聞いたことがあります。

その場合は、本人に直接伝えるのではなく、市役所の窓口や事業所の問い合わせ先を通して相談すると、対応してもらえることが多いようです。

変えてもらうのは申し訳ないと感じることもあるかもしれませんが、モヤモヤしたままでは、相談したいことも話しにくくなってしまいます。

それでは本来の目的が果たせなくなってしまうので、必要であれば早めに相談することも一つの選択だと思います。

まとめ|相談支援員は、迷ったときに一緒に考えてくれる存在

わが家にとって相談支援員さんは、答えを出してくれる人というよりも、一緒に悩みながら整理し、次の一歩を考えてくれる存在です。

就学先や転籍のように、正解がひとつではない選択だからこそ、家庭だけで抱え込まずに、第三者の視点をもらえたことはとても大きかったと感じています。

もちろん、相談すればすべてが解決するわけではありません。

最終的に決めるのは自分自身ですが、考えを言葉にして整理したり、選択肢を広げてもらえたことで、納得して進むことができています。

もし今、就学や転籍で悩んでいるママやパパがいたら、一人で抱え込まずに。

相談支援員に話してみるという選択もあることを、知ってもらえたらうれしいです。

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