通常級への転籍を目指して|学校との面談の準備と質問リスト

ASDの息子が小学2年生の9月、3年生から通常級へ転籍できるどうかを学校と話し合う面談の機会がありました。

わが家にとって、息子の進路を左右する大きな節目。

けれど、正直に言うと、私は学校との面談がとても苦手です。

ふたハ
ふたハ

何をどこまで聞けばいいのか分からない…

ふたハ
ふたハ

自分の考えを、きちんと伝えられるだろうか…

これまでにも何度も先生との面談を経験してきましたが、慣れることはなく、毎回緊張してしまいます。

そんな私でも、あることを意識してから、面談に対する不安がぐっと減りました。

それは、事前にしっかり準備をすること

準備をしておくことで、面談が苦手な私でも落ち着いて話すことができ、本当に聞きたかったことをきちんと確認できるようになりました。

今回の息子の転籍という大切な場面でも、事前準備を整えたうえで面談に臨みました。

この記事では、 転籍面談に向けて実際に準備したことや面談当日に学校へ質問した内容をリスト形式でまとめました。

これから通常級への転籍を控えている方、転籍を検討中で不安を感じているママやパパにとって、少しでも安心材料になればうれしいです。

通常級への転籍面談に対して感じたプレッシャー

ふたハ
ふたハ

3年生から通常級に転籍したいです!

息子が2年生になってすぐ、支援級の担任の先生との面談で、わが家は転籍の希望を伝えました。

その際に、校内で検討会を行ったあと、あらためて保護者との面談があると聞きました。

面談が苦手な私は、

ふたハ
ふたハ

何を質問すれば、判断材料になるのか分からない。

ふたハ
ふたハ

聞き方を間違えて、先生に失礼にならないだろうか…

ふたハ
ふたハ

限られた時間の中で、聞き漏らしそうで怖い。

そんな思いが頭の中をぐるぐる回り、不安を感じました。

さらに、

  • 子どもの将来に関わる大事な判断であること
  • 一度決めたら、簡単には元に戻せないかもしれない

大事な局面であることを意識すると、これまでの先生との面談とは比べものにならないほど、強いプレッシャーを感じました。

ふたハ
ふたハ

あとで後悔だけはしたくない…

そう思ったからこそ、面談の前に自分の考えや聞きたいことをきちんと整理しておく必要があると、強く感じました。

通常級への転籍の希望を伝えてすぐ、4月中に準備したこと

転籍の希望を学校に伝えたあと、まず意識したのはこの2つです。

  • 転籍までの全体の流れを把握すること
  • 判断に使える材料をできるだけそろえること

感情だけで進めてしまうと、あとから本当にこれでよかったのかな…と迷いや不安が大きくなりがちです。

そこでわが家では、息子の今の力量を客観的に知ること。

そして、第三者に面談に入ってもらえるよう調整することを意識して動きました。

準備① 学校に転籍の流れを確認

まず、学校へ確認したのは、転籍までの全体像です。

  • 校内での検討会は、いつ行われるのか
  • 保護者との面談は、何回・どの時期にあるのか
  • 面談に相談支援員は同席できるのか
  • お試し期間がある場合、どんな形で進むのか
  • いつまでに最終的な判断をすればよいのか

これらを早い段階で聞いておくことで、いつまでに何を準備すればいいか、見通しが立ち、気持ちがぐっと落ち着きました。

ふたハ
ふたハ

計画的に準備を進めることができます!

準備② 病院で発達検査を受ける

息子の通う小学校では、発達検査の結果の提出は必須ではありませんでした。

それでも、発達検査の結果は、転籍を考えるうえでとても大きな判断材料になります。

わが家では、息子が定期的に通院している病院で予約を取り、発達検査を受けました。

家庭の思いだけでなく、客観的な数値や所見があることで、話し合いがスムーズに進みやすくなったと感じています。

ただし、発達検査は予約が取りにくいことも多いため、早めの行動がおすすめです。

ふたハ
ふたハ

わが家の場合は、1月ごろ主治医に相談 して、 4月にWISC(ウイスク)を受けました。

息子の発達検査の結果についてはコチラ//

準備③ 相談支援員に面談の同席を依頼

学校とのやりとりがあまり得意ではないわが家にとって、第三者の存在は本当に心強かったです。

就学前から放課後等デイサービスにつないでくれたり、定期的な個別支援計画書の進捗確認でお世話になっている相談支援員さんに、学校との面談への同席をお願いしました。

ちょうど4月に、放課後等デイサービスの担当者さんと相談支援員さんで支援の方向性を話し合う機会があったため、その場で声をかけました。

この時点では、まだ面談の日程は未定だったので、

ふたハ
ふたハ

今後、学校との面談が入ったら同席をお願いしたいです!

このように、まずは意思を伝えるだけに留めました。

その後、学校から具体的な日程候補が出てきたタイミングで、改めて詳細を確認し、同席の調整を行いました。

学校との転籍面談に備えて!取り組んだわが家の事前準備

わが家では、学校との面談に向けて、息子の現状や家庭としての考えを整理しました。

今ふり返ってみると、事前に準備をしていたからこそ、焦らず、感情的にならずに話せたと感じています。

ここでは、実際にやってよかった面談前までに整理しておくと安心な事前準備を、チェックリスト形式でまとめました。

面談前までにしておくとよい準備リスト(わが家の例)

  • 子どもの得意・苦手を具体的に言語化する
    • どんな場面で難しさや困難さが出やすいのか、これまでの集団生活をふり返って考えてみる
    • 困った場面ごとの対応方法も一緒にまとめておくと、より具体的に伝えやすい
  • 家庭で安定している場面・不安定になりやすい場面を整理する
    • 学校生活では見えにくい一面を共有できる
    • 学校で頑張りすぎていないかを考える指標になる
  • 通常級で想定される心配ごとを書き出す
    • 不安を隠さず伝えることで、具体的な支援の話につながりやすくなる
  • なぜ通常級を希望しているのか、期待していることを整理する
    • 通常級で伸ばしたい力や、将来のイメージを想像しながら考えてみる
  • 転籍を希望する時期を明確にする
    • 家庭としての意見をしっかり持っておく
    • 夫婦で方向性を合わせておくと、面談がスムーズに進みやすい
  • 発達検査の結果を提出する
    • 判断材料として、早めに学校へ共有できると安心
    • 6月の校内検討会前に提出できるとベスト
      ※校内検討会の時期は学校によって異なるため要確認
  • お試し期間中に授業を見学をする
    • 見学が可能か、支援級の担任の先生に相談してみる
    • 普段の授業の様子を見ることで、現状や課題になりそうなポイントが具体的に分かる

ただし、すべてを完璧に行う必要はありません。

箇条書きのメモでも、頭の中を整理するだけでも十分です。

準備してきたという安心感が、面談当日の落ち着きにつながります。

ふたハ
ふたハ

次に紹介する質問リストとあわせて、無理のない形で活用してみてくださいね。

通常級への転籍面談で実際に聞いた質問|チェックリスト付き

わが家の通常級への転籍面談には、教頭先生・支援級担任・交流級担任・特別支援教育コーディネーター・相談支援員と多くの関係者が集まってくださいました。

ふたハ
ふたハ

人数が多いと、より緊張しますが…

もともと私は面談がとても苦手で、緊張すると頭が真っ白になり、聞こうと思っていたのに聞けなかった…経験を何度もしてきました。

だからこそ今回は、絶対に聞きたいことを事前にメモにまとめて面談に臨みました。

そのおかげで、限られた時間の中でも、確認したかった点はしっかり聞くことができたと感じています。

ここでは、わが家が実際に面談で聞いたことや確認してよかったことをチェックリストにまとめました。

通常級での学習面・生活面についての質問

まず確認しておきたいのは、通常級での学校生活を具体的にイメージするための質問です。

  • 授業の進度についていけそうか
  • 苦手教科(国語・作文など)への配慮は可能か
  • 指示は一斉指示でも理解できそうか
  • 集団活動や学校行事でのフォロー体制はあるか
  • 休み時間や給食時間の過ごし方はどうか

転籍後の支援体制についての質問

転籍できるかどうかだけでなく、転籍後にどんな支援が受けられるのかも、確認しておきたいポイントです。

  • 担任の先生が対応できる範囲で、どんな支援が可能か
  • 支援級や支援コーディネーターとの連携はあるか
  • 通級指導を利用することは可能か
  • スクールカウンセラーの利用はできるか
  • 定期的なふり返りや、面談の機会は設けてもらえるか

通常級が合わなかった場合に備えた質問

少し聞きづらい内容ではありますが、最悪のケースを想定した質問も、しておくことをおすすめします。

  • 通常級から支援級へ戻ることは可能か

息子の通う小学校では、支援級から通常級へ転籍し、その後また支援級へ戻った前例はないそうです。

ただし、前例がないだけで、制度としては「戻ることが可能」であることを学校から確認できました。

ふたハ
ふたハ

戻れる選択肢があると知って、少し気持ちが軽くなりました。

学校としての判断を確認する質問

転籍は、家庭の希望だけで決まるものではありません。

だからこそ、学校側の判断をしっかり聞き、受け止めることも大切です。

  • 3年生からの通常級転籍は現実的か
  • 転籍のネックになっている点は何か
    • あいまいにせず、何が課題なのかをはっきりさせておく
  • 4年生からを目指す場合、支援級での目標は何か
    • 何がどこまでできるようになれば転籍できるのかを具体的にする
  • 転籍をスムーズに進めるために、支援級や家庭でできる支援にはどんなものがあるか

ちなみに、わが家の転籍面談では、前半は学校側から、息子の普段の学校での様子について、支援級の先生だけでなく、教頭先生や交流級の先生など、複数の視点からの見立てを共有していただきました。

あわせて、校内検討会で話し合われた内容についても説明がありました。

その後、保護者側からは、お試し期間を過ごした家庭での様子や、授業見学で気になった集団での苦手さ・難しかった場面について、改めて共有させてもらいました。

後半では、息子が実際に転籍するかどうかについての具体的な話し合いが行われ、面談時間はおよそ1時間ほどでした。

事前に聞きたいことを整理しておいたおかげで、限られた時間の中でも、確認すべきことはきちんと確認できたと感じています。

ふたハ
ふたハ

面談が苦手な方に、このチェックリストを参考にしてもらえたらうれしいです!

転籍面談を終えて、取り組んでよかったと感じた準備

ふたハ
ふたハ

ちゃんと向き合えた!

ふたハ
ふたハ

思いを伝えられた!

転籍面談を無事に終えたあと、安堵感でいっぱいでした。

不安がゼロになったわけではありません。

それでも、面談を納得のいく形で終えることができました。

ここでは、これは本当にやっておいてよかったと感じている準備をまとめました。

相談支援員に同席してもらった安心感

まず、相談支援員さんに学校との転籍面談へ同席してもらったことです。

ふたハ
ふたハ

息子の状況や難しい場面を、うまく伝えられるだろうか…

ふたハ
ふたハ

どこまで、何を先生たちに共有すればいいのか…

複数の先生方が同席する面談に慣れていなかった私は不安でいっぱいでした。

そんな中で、子どもの特性を理解している第三者がそばにいてくれる。

それだけで、心の余裕がまったく違いました。

  • 言葉に詰まったときに、さりげなく補足してくれる
  • 想定していなかった質問を、代わりに聞いてくれる
  • 学校側・保護者側の双方に、専門的な視点でアドバイスをしてくれる

おかげで、表面的なやりとりではなく、一歩踏み込んだ、具体的な面談ができたと感じています。

夫も一緒に参加し、認識を共有できたこと

そして、夫と一緒に面談に参加したことも本当によかったと感じました。

面談内容をあとから伝えようとすると、どうしても自分の解釈が混ざってしまったり、意図がうまく伝わらなかったりします。

でも、同じ場で一緒に話を聞いたことで、

  • 学校側のリアルな対応や雰囲気
  • 転籍にともなう現実的なハードル

これらを、夫婦で同じ温度感で受け止めることができたように感じます。

ちなみに、普段は私が先生と話すことが多く、夫が学校の先生と面と向かって話したのは、今回が初めてでした。

学校との面談後、帰宅してからの話し合いが、いつもよりも冷静で落ち着いたものになったのは、実際に同席していたからこそだと思います。

話すのが苦手でも、事前メモが助けになった

私はもともと、人前で自分の考えをまとめて話すのが得意ではありません。

緊張すると頭が真っ白になり、言おうと思っていたことが飛んでしまうタイプです。

今回の面談中でも、しどろもどろになったり、途中で噛んだり、完璧に話せたわけではありません。

それでも、事前に書き出しておいたメモが手元にあったおかげで、伝え忘れなく面談を終えることができました。

また、面談が終わって帰宅した時に、

くまT
くまT

君が意外と話せていてびっくりした。

夫から珍しく肯定的な言葉をもらえたことも、少し自信につながりました。

まとめ|通常級への転籍面談は「事前準備」で安心して臨める

通常級への転籍面談は、親にとっても、子どもにとっても、これからの学校生活に関わる大切な機会です。

ふたハ
ふたハ

うまく話せるだろうか…

ふたハ
ふたハ

希望は受け入れてもらえるのかな…

私自身も、そんな不安を抱えながら面談の日を迎えました。

けれど実際には、事前に準備をしておいたことで、落ち着いて面談に臨むことができたと感じています。

転籍面談は、子どもにとって今、そしてこれから一番合う環境を、学校と一緒に考える場だと、今回の経験を通して実感しました。

また、日ごろから学校と意見を出し合える関係を築いておくことで、転籍という難しいテーマでも建設的に話し合えると感じました。

最後に、今回紹介したチェックリストは、完璧にやるためのものではありません。

聞きたいことや確認したいことを整理し、「準備してきた」安心感を持って面談に臨むためのツールです。

これから転籍面談を控えているママやパパが、少しでも落ち着いて、納得のいく話し合いができるよう、わが家の経験が参考になればうれしいです。

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