【場面緘黙症/自閉スペクトラム症】クラス替えで悩む親子の相談内容と心構え

今回はクラス替えの話題を中心に書いていきます。

ふたハの小学校では2年毎にクラス替えがありました。

私が話せる数少ない友達と離れてしまうのが嫌だったので、クラス替えは憂鬱なイベントでした。

また、保育園の頃は1クラスしかなくクラス替えがなかったので、小学3年生で初めてクラス替えの経験をしました。

《小学生ふたハ》初めてのクラス替え。不安と緊張で余裕なし。

ふたハ小学3年生の4月。

初めてのクラス替えで不安と緊張を抱えながら登校しました。

廊下の掲示板に新しいクラスの名簿が貼ってありました。

名簿を確認しようとした時、友達に話しかけられました。

友達が「1組」だと教えてくれたので、自分で直接確認せずに、そのまま1組の教室に向かいました。

年度初めは、クラス替えがあってもなくても何かしらの変化があるので落ち着かないです。

そんな時は、余裕がなくなる…視野がせまくなる…不安が高まる…。何もかもがマイナスに動いていきます。

担任の先生が変わる上に、話せる友達ともクラスが離れてしまった…既に不安いっぱいでした。

《小学生ふたハ》初めてのクラス替えでパニックになった理由。

勇気を出して1組の教室に入りましたが、教室に入った瞬間に違和感を感じました。

知っている子は何人かいましたが、話せるほどの関係性ではありませんでした。

ひとまず、座席表から自分の席を探して、イスに座って待機していました。

しばらくすると、1人の女の子が話しかけてきました。

「そこ、私の席だよ!」

一瞬、何が起きているのか分からずにフリーズしました。

でも、女の子の名札を見て、すぐに全てがつながりました。

女の子の名前と私の名前は1字違いでした。

さっきまで、自分の名前に見えていた名簿の名前は、よく見ると確かに女の子の名前でした。

場面緘黙症/自閉スペクトラム症(ASD) 初めてのクラス替え 違うクラスに間違えて入ってしまった どうしたらいいの? パニック

自分がクラスを間違えたと気づいた瞬間に、すでにあふれそうだった緊張の糸が切れてパニックになってしまいました。

先生が私の様子に気づいて、「2組」の教室に送ってくれました。

その後、友達が謝ってくれましたが、自分で確認するのを怠り自分は1組だと思い込み不安と緊張で文字もまともに読めていないかったので、原因は私にあると感じていました。

「2組」の教室は同じ保育園の出身で話せる友達が何人かいるおかげか、安心感がありました。

私の居場所は「2組」だと思いました。

《繊細娘みみコ》クラス替えで担任の先生に相談したこと

娘のみみコの小学校では毎年クラス替えがあります。

ふたハ
ふたハ

クラス替えで一喜一憂な日々をまた過ごすなんて…。

親の立場になっても心配はつきません。

みみコは小学1年生の時にすごく好きな友達と出会えて、毎日楽しく学校に通っていました。

私も始めのうちはみみコに友達ができて安心していました。

しかし、その友達と相思相愛な関係になりすぎてしまい、他の友達とのつながりができないことが少し気になっていました。

みみコクラス替えの過程】

1年生最後の懇談会 担任の先生に相談
〈相談内容〉友達と仲が良すぎて、交友関係の広がりが少ない。
2年生 友達とクラスが離れる
新たな友達はできず。水泳や大縄でのつまづきが重なり、登校しぶりになりかける。
2年生最後の懇談会 担任の先生に相談
〈相談内容〉登校しぶりがあること。新しいクラスで友達ができない。
3年生 友達とクラスが一緒になる
仲の良い友達と一緒に1年間頑張る。
3年生最後の懇談会 担任の先生に相談
〈相談内容〉交友関係の広がりがない。特定の友達への依存。繊細さと不安が強い一面があり、クラスを離した時に本人の精神面に心配がある。
4年生 友達とクラスが離れる。
みみコ
みみコ

学校行きたくないな~。休みたいな~。

毎日文句は言っていますが、行き渋りなく登校しています。

仲の良い友達とは休み時間で一緒に遊べるので、クラスが一緒でも違ってもどっちでもいいようです。

4年生最後の懇談会ではクラス替えに関する相談はしませんでした。

《母ふたハの心境》仲良し友達とのクラスは「一緒」と「離す」どちらがいいのか?

ふたハの場合は、私の精神の安定を優先に考えてくれ、母が仲の良い友達と同じクラスにしてほしいと伝えていたのか…先生が配慮してくれていたのか…。

結果として、ふたハは小学校のクラスは6年間ずっと「2組」でした。

当時話せる友達が3人いましたが、ずっとみんな「2組」でした。

そのおかげで、いじめや不登校にならずに、安定した小学校生活を送ることができました。

しかし、中学校や高校になると、いろいろなタイプの人と出会いが増え、関わり方もより複雑になってきて、友達関係には苦労しました。

みみコも私と同じようにせっかく出会えた大好きな友達と毎年一緒のクラスでいさせてあげたい気持ちはありました。

でも、大好きな友達と離れる時はいつか必ずやってきます。

それならば、早いうちに離れる経験をして、今までの友達がいなくても新しい環境に適応できる力を育んてほしい思いが強くありました。

また、一人の友達に固執していていたので、みみコの周りにはいろいろな友達がいることを知ってほしい視野を広げてほしい思いもありました。

クラス替えのメリットと親の立場での心構え

個人的にはクラス替えに何度も悩まされてきたので、クラス替えのデメリットな要素が多い内容になってしまいましたが、メリットもたくさんあります。

  • 新しい環境により、視野の広がりや新しい発見がある。
  • 新しい友達と出会え、交友関係が広がる。
  • 今までの環境のリセットができる。いじめなどのトラブル回避。

最後になりますが、クラス替えに対しては、一人ひとり心配なことや不安なことを抱えていて、全部の要望を叶えることは難しいでしょう。

クラス替えの最終的な決断は先生がするので、結果的に要望が叶わなくても受け入れる心構えでいます。

しかし、希望や要望を伝えておくと、クラス替えの判断材料の一つになり得るので、不安なことや伝えるべきことは担任の先生と相談し、情報共有をしておくことは大切です。

ふたハ
ふたハ

どこまで先生に伝えていいのか迷いますよね。

些細なことでも気になることは伝えておくと安心です。

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