【場面緘黙症/自閉スペクトラム症(ASD)】雑談ができない自分を受け入れるためのヒント

雑談は得意ですか?…私ふたハは昔も今も苦手です。

小学校のころは、学校の休憩時間や休日に外でクラスメイトにバッタリ会ってしまった時、何を話していいのか分かりませんでした。

挨拶だけでも返せることができればまだ頑張った方です。

何も言えないまま終わってしまった時は、相手が無視されたように感じてしまったかも…と、過ぎ去った後に、心配や不安におそわれたり何も言えなかった自分自身に対する情けない気持ちになることがよくありました。

場面緘黙症や自閉スペクトラム症の存在を知った今、振り返ると…。

場面緘黙症からくる不安自閉スペクトラム症の特性による興味の幅が狭く共通の話題が少ないことなどが原因だったのかなと思います。

自閉スペクトラム症は治らないと言われています。確かに、大人になった今もコミュニケーションの苦手さがあるので、根本的には治らないことを実感しています。

ですが、自閉スペクトラム症の特性を理解しコントロールすることで、大きな問題なく日常生活を過ごすことはできると考えます。

《小学生ふたハ》学校外ではできるだけ会いたくない。下校は1人でのびのび帰りたい!

私の通っていた小学校は通学団で登校していました。

毎日決まった時間に決められた場所に同じメンバーで集まって登校します。

慣れるまでは緊張しましたが、慣れてしまえば毎日同じことの繰り返しなので見通しが立ちやすく安心できます。

ふたハ
ふたハ

ASDの子どもは変化に敏感です。

その反面、いつもと同じ状況だと安心できます。

学校の登校のように、決まったルーティンに慣れてしまえば、ASDの特性がよい方向に発揮できます。

しかし、私にとっては下校の方が心配でした。

登校は通学団で登校をしていましたが、下校は教室でさよならをしたらその場で各自解散でした。

校庭に直行する子もいましたし、習い事がある子は家に帰る子もいました。

私は一刻も早く家に帰りたい派でした。足早に毎日1人で帰っていました。

しかし、帰る途中に同じ班の子やクラスメイトが前方にいることがありました。

その場合は、ゆっくり歩いて一定の距離を保ちながら気づかれないように歩いていました。

追い抜くときになんと声をかけてよいのか分からず、追い抜けずにいました。

まだ知らない子でしたら、無言で追い抜けばいいのですが…。同じ方向に帰る子は限られてくるので、だんだん顔見知りが増えていき、追い抜くことができない状況が多かったです。

また、別れ道で自分の行きたい方向に前の子が歩いて行った時は、少し遠回りになっても別の道を選択し速足で帰る手段をとったこともあります。

声のかけ方を練習するより、人との関りを遠ざける方が楽でした。

《小学生ふたハ》クラスメイトとの突然の出会い。なんて声をかけていいか分からない。

小学生のころは母の買い物によくついていっていました。

そんな時、スーパーでクラスメイトを見かけることが度々ありました。

いつも知っている子がいないかお店に入った瞬間にキョロキョロ見渡して、相手よりも早く気づいた時は棚を利用しながらよく隠れていました。

この頃は何でクラスメイトと合うのがそんなに嫌なのかは深く考えていませんでした。

学校は既に会うことが分かっているから気持ちに余裕が持てます。

でも、外では、約束をしていない限り事前に会うことは分かりません。

突然会ってしまうとどう対応してよいのか分からず、不安になってしまって怖かったのかもしれません。

《おとなふたハ》雑談は今も苦手です。できるだけ目を合わさないように…。気づかないふり。

結婚して今まで住んでいたところから離れたので、引っ越し後しばらくは私を知っている人がいなくてとても幸せでした。

今は、10年以上経過して、知っている人も増えてきて、雑談のストレスを感じる日々をまた送っています。

未だに知っている人とバッタリ会ってしまう状況は怖いし苦手です。

スーパーなどで知っている人を見かけると、つい気づかないフリをしてしまいます。

最近は、私自身が気づかないように周りの人を見ずに買い物をしています。

買い物に集中してサクッと終わらせて帰っています。もしかしたら、店内に知っている人がいたかもしれませんが…。

「周りを見ない=気づかない」状況を作り出して、雑談の機会を極力減らすようにしています。

小学生のころとやっていること変わっていませんね…💦

《おとなふたハ》雑談が苦手な原因分析と自分なりの雑談の方法。

ふたハの雑談が苦手な理由》

  • 事前に準備が必要。急な対応ができない。
  • 何を話せばよいのか。頭が真っ白になる。
  • 短い時間にまとめるのが難しい。
  • 会話が止まった時の沈黙が耐えられない。
  • 会話の終わり方が分からない。去るタイミングが難しい。
  • 会話の引き出しが少ない。すぐに話が終わってしまう。

私の場合は、自分はASDだと思っているので、雑談の苦手さはASDによる特性が原因かなと感じます。

また、場面緘黙症は不安からくるものと言われていて、いろいろ考えすぎて不安になってしまうのも原因の一つだと考えられます。

いろんな人と楽しく雑談できる自分を夢見ていた時期もありましたが、今までの経験から、「雑談」は私にとっては難しいと判断しました。

いろいろ考えすぎて不安になって自分のメンタルに影響するのなら…

雑談にトライしたが、上手くいかないことが多く苦しい思いをした…

その結果、会わなければいい!雑談の機会を少なくしよう!という結論に至っています。

ふたハ
ふたハ

とはいえ、雑談を全くなくすことはできないので、雑談をする機会が訪れた時はできる限り対応しています!

最低限「あいさつ」はしています👍

自分自身が辛くない頻度で!気軽に話せる相手を見つけて!自分なりの手段で!

自分に合った雑談ができる方法を見つけましょう!

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