息子のぱんタは、小学1年生の時に精神障害者保健福祉手帳2級を取得しました。
今回は、子どもが精神障害者保健福祉手帳2級を持っていると利用できる福祉サービスについてまとめていきます。
子どもが精神障害者保健福祉手帳2級を取得すると受けられる福祉サービス《ふたハの自治体例》。
精神障害者保健福祉手帳を受け取った時、福祉サービスの情報がたくさん記載されたパンフレットをもらいました。

ぱんタが成人だった場合、手当や税金や就労など福祉サービスの利用範囲はとても広いです。
ですが、現在小学生のぱんタ。
未成年の場合でも、利用できる福祉サービスはいくつかあるので紹介していきます。
地域によって違いがあったり、所得制限によって利用できないものもありますので、詳細についてはお住まいの自治体にご確認ください。
所得税・県民税・市民村民税の軽減(障害者控除)について。
所得税や住民税の控除は、ぱんタが小学生でまだ働いていないから関係ないだろうと思っていました。
しかし、扶養家族が障害者の場合でも、障害者控除を受けられることに最近気づきました。
ぱんタの場合(精神障害者保健福祉手帳2級)は、特別障害者にはあてはまらないので、所得税は27万円の控除、住民税は26万円の控除を受けることができます。
なお、年収によって実際に戻ってくる金額は変わってきます。
我が家の返ってきた金額は数万円でしたが、高収入の方ですと10万円近く返ってくる場合もあるようです。
参考資料:障害者控除とは?障害をもつ方は税金がいくら安くなる?4万~20万? | 税金・社会保障教育
また、ぱんタが4歳で療育手帳を取得した時(現在は返納中)、軽度判定でした。
「軽度判定だと、受けられる福祉サービスは少ないよ。」「税金の控除はできないよ。」
などと、手帳にまつわるうわさをたくさん耳にしました。
療育手帳を取得した時は、初めての手帳取得で私自身がよく分かっていませんでした。
そのため、人伝いの情報のみを信じ込んでしまいました。
周りの人から聞く情報も大事ですが、しっかり自分でも調べて情報を確実に知ることは大切です。
障害者控除を年末調整で申請する方法。
我が家は、くまTが会社員です。
そのため、年末調整の書類を毎年記入しているので、障害者控除を年末調整で申請する方法を詳しく紹介します。
年末調整で会社に提出する「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」に必要事項を記入するだけで簡単に申請できます。
障害者手帳のコピーの添付は必要ありません。
年末調整で障害者控除を忘れた場合や過去の申請もれの分は確定申告で請求可能。
もし、年末調整の書類に書き忘れた場合は確定申告で申請しましょう。
さらに、数年前の障害者控除の申請を忘れてしまった分も、過去5年間まではさかのぼって請求できるようです。
我が家も療育手帳を取得していた過去2年間の分を確定申告で申告し、還付金が戻ってきました。
請求に必要な書類は下記の通りです。
- 更正の請求書
- 税務署で入手するか、国税庁のWebサイトからダウンロードできます。
- 年分ごとに別々の請求書が必要です。
- 源泉徴収票または確定申告書の控え
- 各年分の収入や納税状況を証明するものが必要です。
- 会社員の方は源泉徴収票、個人事業主の方は確定申告書の控えを用意します。
- 障害を証明する書類
- 障害者手帳のコピー
- 障害者控除対象者認定書(65歳以上の要介護者の場合)
- その他、障害の状態を証明できる書類
- 本人確認書類
- マイナンバーカード、運転免許証など

障害を証明する書類ですが…
ぱんタの療育手帳を返納してしまい手帳のコピーができませんでした。
我が家では、療育手帳の交付と返納時の文書をとってあったので、そのコピーで代用しました。
まとめ。
子どもが精神障害者保健福祉手帳や療育手帳を持っていると、障害者控除をすることができます。
毎年申請を忘れずに行いましょう。
次回も精神障害者保健福祉手帳で利用できる福祉サービスについてお話していきます!