2回目のユニバーサル・スタジオ・ジャパン行きを決断したふたハ。
しかし、自閉スペクトラム症(ASD)のぱんタを連れての旅行はたくさんの配慮が必須です。
そのため、少しでもスムーズに行けるように事前準備をしっかり行いました。
今回は具体的にどんなことを準備したのかをまとめていきます。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン公式アプリを取得する。
初めて家族でユニバに行った時、USJ公式アプリをスマホにダウンロードしました。
私がUSJ公式アプリを取得した1番の理由は、スーパー・ニンテンドー・ワールドのエリア入場整理券取得のためです。
その他にもUSJ公式アプリで、チケットの購入、園内マップや待ち時間の確認ができてとても便利でした。
今回もUSJ公式アプリを利用するため、前回USJに行って以降そのまま放置状態だったUSJ公式アプリを2年ぶりに開いて、最新の状態になっているか確認をしました。
自閉スペクトラム症息子のためにスケジュールを作成する。
自閉スペクトラム症のぱんタはイレギュラーなことが苦手です。
さらに、今回の旅行先はぱんタの苦手なテーマパーク…。
そのため、ぱんタが安心して過ごせるように、見通しをつけるためにスケジュールを作成しました。

USJへの移動手段の決め手と遊ぶエリアを選定する理由。
我が家の家族旅行としては2回目となるUSJ。
今回はくまTの平日休みが2日間あったので、USJで2日間遊ぶ予定にしました。
まず、移動手段は、電車で行くことに決めました。
続いて、USJで遊ぶエリアは、みみコの希望を聞いたり、ぱんタが乗れそうなアトラクションがあるかどうかを優先して決めました。

本音は全部のエリアに行きたい!
でも、ぱんタの許容範囲では難しい…。
家族みんなの意見をまとめ、1日目は前回行けなかったハリーポッターエリア、2日目はみみコ希望のスーパーニンテンドー(マリオ)エリアを中心に動くスケジュールで組み立てました。
どちらのエリアも、ぱんタの休憩エリアであるワンダーランドエリアの近くにあるので安心です。
なお、子ども達に人気のミニオンエリアですが、ぱんタとみみコは興味がないようで、今回も行くのは諦めました。
精神障害者保健福祉手帳があると障害者割引チケットを購入できる。
精神障害者保健福祉手帳を持っている方は等級に関係なく、「障がい者向け割引スタジオ・パス」を購入することができます。

朝の通勤通学電車の混雑を避けるために、1日目を15:00から入場して2日目は1日中遊べる「1.5デイ・スタジオ・パス」を購入することに決めました。
しかし、1.5デイの「障がい者向け割引スタジオ・パス」はないので、2日間分の「障がい者向け割引スタジオ・パス」を購入する必要があります。
それでも、障害者割引を使わないで「1.5デイ・スタジオ・パス」4枚買うよりも、「1.5デイ・スタジオ・パス」2枚(くまTとみみコ)と「障がい者向け割引スタジオ・パス」4枚(ぱんタとふたハ2日間分)の計6枚で購入した方がお得です。
また、初めはオンラインで事前に購入しようと思いました。
ですが、どっちにしろ精神障害者保健福祉手帳を提示するためにチケットブースに寄るなら…。
当日買った方が手間が少なく済むと思い、今回は入場前にチケットブースで購入しました。
ちなみに、2025年5月6日でケットブースが廃止になったと聞きました。
もし、3回目のユニバ旅行があるならば、次回の「障がい者向け割引スタジオ・パス」購入はミライIDや手帳の原本をアップロードしてオンラインで行うことになりそうです。

覚えておこう!
自閉スペクトラム症息子のために行った準備のポイント①当日の天気のチェック。
天気予報のチェックは大切な準備の一つです。
なぜなら、感覚過敏があるぱんタは服がぬれるのをとても嫌がるため、雨の日は機嫌が悪くなりがちです。
2週間くらい前から予報を眺めていましたが、2日間ともずっと雨予報でした。
予報が外れるこを期待していましたが、残念ながら当日も雨でした。
行く日を変更することはできなかったので、折り畳み傘とカッパの両方を持って行くことにしました。
自閉スペクトラム症息子のために行った準備のポイント②予定通りにいかない可能性があることを伝える。
予定を事前に伝えておくことで、見通しがつき落ち着いて行動できるメリットがあります。
しかし、予定がこだわりになってしまうとデメリットになる場合があるので気をつけないといけません。
例えば、ぱんタは「15時ちょうどにおやつを食べる」こだわりが一時期ありました。
ピッタリ15時に食べないと気が済まず、少しでも時間がズレるとぱんタの気持ちが崩れてしまいます。
気持ちが折れてしまうと立ち直るのに時間がかかり、対応がとても面倒です。
自閉スペクトラム症息子のために行った準備のポイント③精神障害者保健福祉手帳を忘れずに!
精神障害者保健福祉手帳は「障がい者向け割引スタジオ・パス」の購入時に必要です。
また、「ゲストサポート・パス」の発行時にも精神障害者保健福祉手帳を使用するので、必ず持って行きましょう。
「ゲストサポート・パス」を利用すると、アトラクションの待ち時間を待ち列以外の場所で過ごすことができます。
ぱんタは長時間待ち列に並ぶのが難しいので本当にありがたいサポートです。
今回は平日だったこともあり、「ゲストサポート・パス」の出番は少なかったですが、2日目のマリオカートのアトラクションは平日だったにもかかわず待ち時間が100分だったので使わさせてもらいました。

マリオカートはぱんタが乗れる数少ないアトラクションの一つなので助かりました。
参考資料:サービスについて|バリアフリーガイド|サービスガイド|ユニバーサル・スタジオ・ジャパン|USJ
ユニバ旅行の事前準備編まとめ。
楽しい経験が1つでも多くできるように!
できることが増えて自信がもてるように!
また家族みんなでユニバに行きたいと思ってもらえるように!
自閉スペクトラム症息子のぱんタとの旅行は、配慮することが多くて準備が大変です。
ですが、しっかり準備を行ったおかげで、今回のユニバ旅行は満足できる結果となりました。
次回からは、ユニバ旅行の体験談をまとめていきます!