場面緘黙症だった保育園のころ⑤環境の配慮の大切さ/幼稚園選びのポイント

《園児ふたハ》年長は大きな思い出がない。きっと、安定した1年間だったから。

年長のころは突出した思い出はありません。

このころには保育園に慣れていました。楽しく通ってはいなかったですが、以前のように登園を渋ることはなくなっていました。相変わらず言葉は声が小さかったり会話の頻度は少なかったです。

年中のころに行事を一通り経験して、いつごろにどんなことをやるのか見通しがついていました。年長の行事も緊張はしましたが、昨年よりも不安は少なく自分のできる範囲で参加していました。

年長になっても、特に仲の良い友達はいませんでした。でも、なんとなく誰かの近くにいたり、みんなと一緒にやってみたり、一緒の空間にいられるようになっていました。

私から誰かに話しかけたり自分から輪の中に入ることはなかったです。でも、クラスの子たちが話せない私の代わりに伝えたり誘ったりしてくれました。会話はなくともみんなについていくのはできました。

優しい友達が周りにいて、一緒に遊ぶことは楽しかったです。

《園児ふたハ》場面緘黙症があっても安心して過ごせた理由。

私の通っていた保育園は1クラス15人くらいで、学年につき1クラスのみでした。

小規模な保育園で1クラスしかないのでクラス替えはなかったです。たまたま先生も持ち上がりで2年間同じ先生が担任でした。

先生はしつけに厳しい先生でしたが、厳しい中にも包み込んでくれる優しさがあり、私が話をするのをよく待ってくれました。好きな先生でした。

保育園に入園してからの2年間は環境の変化が少なく過ごせて先生や友達など周りの人にも恵まれていました。

今振り返ると、いい環境で過ごすことができたなと感じます。

《みみコ》幼稚園選びに重視したこと。

私の住んでいる地域は幼稚園が5カ所あります。どの園にしようかとても悩みました。

  1. マンモス幼稚園…子どもの人数がとにかく多い。
  2. 体育会系幼稚園…運動に力を入れている。しつけに厳しい。
  3. 宗教系幼稚園…キリスト教の精神を取り入れたカリキュラム。イベントに力を入れている。
  4. のびのび自由幼稚園…自由時間多め。子どもの人数は他の園より少ない。
  5. 教育系幼稚園…読み書き・英語・音楽・絵画など専門の先生が来て教えてくれる。

みみコの時にプレ幼稚園をいくつか体験してみました。

みみコは入園前に分離不安がありました。子育て支援センターや児童館のイベントに参加した時、私のそばを離れず、なかなか他の子ども達の輪に入れませんでした。

そんなみみコの様子を見て、人数が少なくて自分のペースで過ごせる園がいいなと考え、「4.のびのび自由幼稚園」に決めました。

「2.体育会系幼稚園」や「5.教育系幼稚園」のプレ幼稚園にも参加してみました。人数の多さに圧倒されてしまい、参加した後はいつも親子共々疲れてきっていました。また、プレ幼稚園の活動内容が盛りだくさんで、1時間にやることが3つくらいあって、活動のペースについていくのが大変でした。

みみコには「4.のびのび自由幼稚園」の環境は合っていたようです。入園前の恥ずかしがり屋でひかえめなみみコから卒園時は自分のやりたいことを堂々とできるみみコに成長しました。

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