《園児ふたハ》偏食が引き起こすプレッシャーとストレス。
給食の時間が楽しみな子はたくさんいると思います。
でも、私にとっては給食は辛い経験の一つです。
今は給食の終了時間になって食べ終わらない場合は残して片づける園がほとんどだと思います。しかし、私の通っていた保育園では最後まで残さずに食べさせる方針でした。食べ終わるまで片づけてはいけなかったのです。
給食が終わると、おひるねの時間があり、最後はおやつを食べるスケジュールになっていました。
当時、私は好き嫌いが多くて特に野菜全般が苦手でした。給食居残り組の常連でした。ひどいときは、みんながお昼寝している間も少しずつ食べすすめ、おひるねの時間が終わるころにやっと食べ終わる日もありました。


遅くなった子は自分で給食室に食べ終わった食器を持っていき、給食のおばちゃんに返却します。
(ふたハの心) いつもおそくなってごめんなさい。
心の中で謝っていました。
《みみコ/ぱんタ》ただの好き嫌いなのか?感覚過敏の可能性もあり。
私は小さいころに家や保育園で”残さずに食べなさい”と育てられました。

小さいころは好き嫌いが多くて小食だったけど、
今は好き嫌いなくたくさん食べています!
みみコもぱんタも偏食です。初めのうちは何とかして食べさせないと!…と焦っていました。野菜を細かくしたり、好きな物に混ぜたり…育児書に書いてあることは一通り試しました。ですが、どの方法も上手くいかずに挫折してしまいました。
感覚過敏の一つに「味覚過敏」があります。もしかすると、味覚が人よりも敏感であることで、一般の人が感じる何倍もの苦さに感じていたり、食感が気持ち悪く感じている、などのような困難さを抱えているのかもしれません。
もし、味覚過敏があるならば無理に食べさせるのはよくないのかな…と思います。でも、味覚の感じ方は本人でしか分からないので、味覚過敏があるかどうか判断するのは難しいです。
みみコとぱんタの場合は、2人とも赤ちゃんの頃に哺乳瓶を一切受け付けなかったことがあり、味覚や触覚が敏感なタイプだと思っています。
とはいえ、全然野菜を食べてくれないと健康に良くなさそうで一抹の心配は常にありますけどね…。
《幼児みみコ》子育ての中での偏食への対応。一旦、野菜を食べさせるのを諦めます!
偏食に限ってはみみコの方が心配です。
一かけらでも野菜が入っていると取り除くし、野菜が溶け込んだスープも飲みません。野菜ゼリーや野菜ジュースもダメでした。
特に2、3歳のころのみみコは野菜を全然食べなかったです。
野菜を食べてくれないみみコにイライラしていて、食事の時間は苦痛でした。
みみコに強い口調で言ってしまうこともありました。みみコにとっても嫌な時間だったと思います。
いつの間にか食べさせることにこだわり過ぎて追い詰められていました。
しばらくの期間、親子で奮闘しましたが、状況を打開することができませんでした。
全く野菜を食べなくて健康上に問題がないのか心配で、近くの小児科の先生に相談することにしました。
(医者)「野菜を食べなくても死なないから、今は食べられるものを食べているなら大丈夫ですよ。」
この言葉に少し気が楽になりました。
(ふたハ)「無理に食べさせなくてもまあいいか。」
一旦諦めることにしました。
《園児みみコ》幼稚園限定で野菜を食べられるようになる。
みみコが幼稚園に入園する前までは、炭水化物とタンパク質でほぼ育ちました。
確かに野菜を食べなくてもなんとかはなりましたが、風邪は引きやすかったように感じます。
幼稚園に入園して、初めは食べなかったけど、だんだん食べられるものは増えていきました。
みんながおいしそうに食べているのを見て食べようと思うのか。負けず嫌いな性格なので頑張って食べているのか。理由ははっきり分かりませんけどね。

家ではあいかわらず野菜を食べないけど…。
幼稚園で野菜を食べているならまあいいか。
《ぱんタ/自閉スペクトラム症/ASD》偏食の原因はこだわり?パンしか食べない。少しずつ食べられるものを増やそう!
一方で、ぱんタは色や形など見た目で判断をします。食べたことない物は警戒して食べようとしません。食べ物全般でなかなか食べられるものが増えていきませんでした。ひどい時は白いパンのみを食べて1日が終わる日もありました。
みみコの時も同じような状況でしたので、無理に食べさせず、食べられるものを食べ続けていました。
そんな時、通っていた療育施設で、食べなくてもいいから一口でも置いておくといいよ。とアドバイスを受けました。
一口置いても食べない日が続きましたが、毎日目の前に置かれると見慣れてくるようで、ぱんタの気分が乗ったときは食べてくれることが増えました。一度おいしいと分かったら次は食べられるようになりました。それを繰り返すうちに食べられるものが増えていきました。
現在小学生の2人。相変わらず好き嫌いは多いですが、「ひどい偏食」から「通常の範囲内の好き嫌い」のレベルにはなりました。