前回からの続きです。
平日で特にイベントもない時期でしたが、想定していたよりも混んでいました。
とはいえ、前回はGWの激混み時期に行っているので、その時と比較すると、待ち時間は少なくゆったりと過ごすことができました。
今回は2日間滞在予定でしたので、本命のニンテンドーエリアは2日目の朝一に行く予定を立て、1日目は家族全員が未体験のハリーポッターエリアに行きました。
よって、今回はハリーポッターエリア中心の内容でお届けします。
初エリアでテンション低めな自閉症息子のぱんタ。
USJに入場後、まずは、ハリーポッターエリアを目指して歩いていきました。
そして、ハリーポッターエリアに入ると急に街並みの雰囲気がガラッと変わりました。
圧巻の世界観でした。
せっかくなのでエリアの入口で写真を撮ろうと提案しました。
しかし、初めてのエリアで雰囲気が突然変わったせいか、ぱんタは落ち着かない様子でした。
日常の安定した生活を好むぱんタにとっては刺激が強かったようです。
最近は、声かけのみで写真撮影をスムーズにできていたのですが、この時は入口付近を何度も行ったり来たりして、私の声は届きませんでした。

それでも、一応記念に写真を撮ることができました。
ホグワーツ特急と魔法の仕掛けに怖がるぱんタ。
エリアの入口をくぐると、ホグワーツ特急(蒸気機関車)が現れました。

これは写真に収めたい!
みみコ!ぱんタ!こっち来てー!

すごい!写真撮ってー!
みみコはノリノリでホグワーツ特急の前でポーズをとってくれました。
一方、ぱんタの方を振り返ると、ホグワーツ特急から出てくる煙と、ときおり聞こえてくる音にビビってしまい、ホグワーツ特急に近づけなくなっていました。

さらに、周りをよく見てみると、多くの人が杖を持っていて、魔法の言葉をかけて楽しんでいました。
しかし、みんなが楽しめる魔法の仕掛けもぱんタにとっては怖かったようです。
ハリーポッターエリアに入って数分で、ぱんタには厳しいかも…と直感しました。
ちなみに、ホグワーツ特急の前でぱんタをなだめている間、くまTは少し先の建物を1人鑑賞中…。
みみコは写真が済むとエリア奥にあるアトラクション目がけてまっしぐら…。

チームワークのない我が家です…。
「フライト・オブ・ザ・ヒッポグリフ」にぱんタは乗れるのか?
ハリーポッターエリアの雰囲気を堪能する間もなく。
精巧につくられた建物などには一切目もくれず。
駆け足でみみコが乗りたがっていた「フライト・オブ・ザ・ヒッポグリフ」を目指しました。
事前に「フライト・オブ・ザ・ヒッポグリフ」について調べると、「子供向けジェットコースター」「絶叫が苦手な人でも乗れる」と口コミがあったので、もしかしたらぱんタでも乗れるかな…。
と思いましたが、「フライト・オブ・ザ・ヒッポグリフ」の前に到着して、間近で実物を見た瞬間に無理だと判断しました。

乗らない!
ぱんタ本人も即答でした。
そして、待ち時間を見ると、「60分」の表示が出ていました。
「フライト・オブ・ザ・ヒッポグリフ」は「ゲストサポート・パス」対象外。
精神障害者保健福祉手帳をアトラクションの入口付近にいるスタッフに提示すると、「ゲストサポート・パス」を発行しくれます。
「ゲストサポート・パス」とは、アトラクションの待ち時間を、待ち列以外の場所で過ごせることができるサービスです。

そもそも、ぱんタがアトラクションに乗れないと、ゲストサポート・パスが利用できない。
自閉症息子のハリーポッターエリア滞在時間は約20分。
みみコが60分待ってでも「フライト・オブ・ザ・ヒッポグリフ」に乗るというので、絶叫得意チーム(くまT・みみコ)と乗り物苦手チーム(ふたハ・ぱんタ)に分かれて、別行動をとることに…。
もともと、みみコはアトラクションに乗りたいと言っていたので、別行動は想定内でした。
そのため、くまTとみみコが「フライト・オブ・ザ・ヒッポグリフ」に乗って戻ってくるまで、ぱんタと一緒にハリーポッターエリアを散策しようと考えていました。
しかし、くまTとみみコと別れた瞬間にぱんタの気持ちが切れてしまいました。

ここから出る!
と、突然宣言をして、来た道を1人で戻り始めました。
あわてて追いかけながら、「湖あるよ!行ってみない?」「杖買ってみない?」など声をかけて引き留めようとしましたが、全部スルー。
そして、あっという間にエリアの入口付近に着き、早々にハリーポッターエリアを出ることに…。

初回チャレンジとしては、ぱんタなりに頑張って付き合ってくれました。
いつか、ぱんタと一緒に楽しめる日がくることを願っています。