先日、夫くまTが平日に休みがとれたので、家族4人でユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行ってきました。
その時に、子どもの精神障害者保健福祉手帳があってとても助かったので、振り返りながらまとめていきます。
ちなみに、自閉スペクトラム症(ASD)息子のぱんタは、遊園地が苦手です。

《ぱんタが遊園地を苦手な理由》
非日常で慣れない環境では落ち着かない。
アトラクションに乗れない。
キャラクターに興味がない。
人混み苦手。大きな音が苦手。待てない。
一方、娘のみみコは、遊園地が大好きです。
しかし、ぱんタが一緒に楽しめないし、ぱんタの対応が大変ですし、母ふたハも軽めのアトラクションしか乗れず…。
そんな我が家にとって遊園地に行くのはなかなかのチャレンジです。
障害者手帳取得をきっかけに、ユニバが選択肢に浮上する。
家族みんなでUSJに行くのは今回で2回目になります。
初めてUSJに行ったのは、ぱんタの療育手帳を取得したことがきっかけでした。
療育手帳があるとテーマパークの割引が受けられたり、待ち時間を別の場所で過ごせるサービスがあることを知りました。

療育手帳があれば、テーマパークに行けそう!
また、みみコがゲーム好きでマリオカートやスーパーマリオブラザーズでよく遊んでいました。
ぱんタはゲームをすることはなかったですが、みみコのゲームをしている様子はよく見ていて、マリオのことは知っているようでした。
そのため、USJだったらみんなで楽しめるかな…と、思い切って行ってみることにしました。
しかし、初めてのUSJはGW中の混雑日に行ってしまい、思うように周れず不完全燃焼に終わってしまいました。
精神障害者保健福祉手帳でユニバのリベンジに挑む。
平日なら人も少ないだろう…と、2年越しのUSJ旅行を決めた我が家。
きっかけは、ぱんタの精神障害者保健福祉手帳の取得です。
精神障害者保健福祉手帳でも療育手帳と同様にテーマパークの割引や待ち時間を別の場所で過ごせるサービスが受けられます。

精神障害者保健福祉手帳のおかげで、外出が増えました。
背中を押してくれるお守りのような存在です。
自閉スペクトラム症息子にとって大切な計画と予告。
旅行や遊園地に行くことは、「楽しみ」と感じる人が多いともいますが、ぱんタは違います。
ぱんタは非日常なことやイベントは苦手です。
いつもの日常、いつもの流れ、いつもの場所…ぱんタは変わらない環境の方が落ち着くようです。
そのため、USJ行きが決まってまずやることは、ぱんタへの予告です。
日にちと場所が決まったら、すぐにぱんタ専用のカレンダーに予定を書き込み、ぱんタに説明します。

ぱんタ、カレンダー見て!
この日に、電車でUSJに行くよ。

USJ?どこ?電車のりたくない!
ぱんタに事前に伝えておくことで、当日までに気持ちを整理する時間をつくります。
見通しがつくと、苦手な旅行でもスムーズに行けることが多いです。
近づくにつれて予定の確認の頻度が上がる息子と何度も繰り返し伝えて対応する母。
USJに行く3日前くらいからぱんタの質問の頻度が多くなってきました。
さらに、質問の内容もより詳細の情報を求めてきます。

このように、1日に何回も繰り返し同じ質問をしてきます。

私の心と時間に余裕がないと、ぱんタの質問に対して、そっけなく返してしまったり、嫌々な態度をとってしまうことも…。
ですが、ココを丁寧に対応するかどうかで、当日のぱんタのコンディションが変わってきます。
そのため、面倒な気持ちをぐっとこらえて、ぱんタに聞かれたことはできる限り答えるようにしています。
以前のぱんタは嫌なものは断固拒否で、無理にさせようとすると癇癪になって大変でした。
ですが、今は、ぱんタが苦手なことでも、ぱんタがやりたくないことでも、ぱんタなりに妥協点を探りながら合わせてくれようとします。
なので、私もぱんタが少しでも前向きな気持ちで行けるように、寄り添ってあげたいです。
繊細で好奇心旺盛な娘とユニバリベンジのための事前準備。
一方、娘のみみコは、行くのが楽しみすぎて周りが見えなくなってしまったり、やりたいことを全部やらないと気が済まない一面があります。
メンタルは繊細なのに…好奇心旺盛で自分の実力以上に頑張りすぎてしまいます。
その反動からか、ストレスをためやすく、爪かみがやめられなかったり体を掻いてしまったりするので、母ふたハは心配です。
いつもぱんタに目が行きがちになってしまうので、みみコに我慢させていることはたくさんあるように感じます。
初めてのユニバはぱんタが途中でギブアップして強制終了になってしまいました。
そのため、みみコにとっては不満が残る結果になりました。
そこで、今回のユニバリベンジはみみコの希望を叶えるためにも、事前準備をしっかり行いました。

具体的に行った準備は次回の記事で詳しくまとめていきます!