息子のぱんタは、精神障害者保健福祉手帳2級を持っています。
前回は子どもの精神障害者保健福祉手帳を取得するメリットをお伝えしました。
今回は子どもの精神障害者保健福祉手帳を取得するデメリットを中心に話していきます。
子どもの精神障害者保健福祉手帳を取得して半年が経過。
ぱんタが障害者手帳を初めて取得したのは、精神障害者保健福祉手帳ではなく療育手帳でした。
療育手帳の取得を迷っていた時に、当時通っていた療育施設の園長先生に、療育手帳取得のデメリットについて聞いたことがあります。
園長先生は「デメリットはない!」と、真っすぐ私の目を見て答えてくれました。
ぱんタが療育手帳を取得していたのは、4歳~6歳の2年間です。
そして、7歳で精神障害者保健福祉手帳を取得して、約半年が過ぎましたが、今のところデメリットは感じません。
精神障害者保健福祉手帳のデメリットをリサーチしてみた結果。
精神障害者保健福祉手帳の取得にデメリットはないのか調べてみました。
あえて、デメリットを示すとしたら、下記の2点です。
子どもの精神障害者保健福祉手帳の取得をためらう理由。
私の周りのASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠如・多動症)の診断を受けているお子さんで精神障害者保健福祉手帳を取得している割合は少ないです。
その理由として、「精神障害者保健福祉手帳を持ちたくない。」「精神障害者保健福祉手帳を申請するのが怖い。」といった意見をよく耳にします。
ぱんタの療育手帳や精神障害者保健福祉手帳の申請を決断する前、私自身も不安を感じたことがあります。

ぱんタを障害者にしてしまうのでは…?

ぱんタの進路を狭めてしまうのでは…?
手帳を取得することで、社会から取り残されてしまうのではないか…。偏見や差別の対象になるのではないか…。
申請するのは自分の手帳ではなく子どもの手帳であるため、子どもの将来のことを考えると悩みや不安は尽きません。
手帳取得後に母が一番心配なのは、子どもの心の負担です。
現在、精神障害者保健福祉手帳を取得してたくさんのメリットを感じる一方で、一抹の不安を感じる瞬間もあります。
本人の意思ではなく代理で精神障害者保健福祉手帳の申請している心苦しさは常に感じます。
今現在、ぱんタは自分自身の障害や精神障害者保健福祉手帳のことはよく分かっていません。

子ども本人への障害の告知と今後の手帳取得の決断方法。
子どもにいつ障害の告知をしたらよいのか…。
ぱんタが3歳でASD (自閉スペクトラム症)の診断を受けた時からずっと悩んでいます。
ですが、ぱんタ自身が疑問を持つようになった時に伝えようと、今は思っています。

また、精神障害者保健福祉手帳に関しても、ゆくゆくはぱんタ本人の意思を確認しながら判断したいと考えています。
それまでは、精神障害者保健福祉手帳はいつでも返せるので、安定した生活を送るために、子どもの精神障害者保健福祉手帳を活用していこうと思います!