こんにちは!ASDの息子を子育て中の母、ふたハです。
就学前の息子は、時間へのこだわりがとても強い時期がありました。
決まった時間にできないと怒ったり、予定が変わると不安になったり。

9時に(幼稚園に)いく!

あと何分でかえる?
時間にとても敏感でした。
これはASDの特性なのか、それとも性格なのか。
当時の私は戸惑いながらも、小学校入学を控える中で、息子の時間のこだわりとどう向き合えばいいのかを考えるようになりました。
そこで、わが家で取り入れたのが時計とタイマーです。
見える形で時間を伝えることで、少しずつ息子の許容範囲が広がっていきました。
そして結果的に、小学校の生活や学習にも役立ったように感じています。
この記事では、時間にこだわるASD息子が就学前に使ってよかった3つの時計と、実際に感じた効果をまとめています。
同じように悩んでいるママやパパのヒントになればうれしいです。
時間や予定のこだわりが強かった就学前のASD息子
息子が年長のころ、時間の感覚や理解が育ってきた一方で、時間や予定へのこだわりが一気に強くなったように感じました。
もともと予定変更は苦手で、癇癪につながることも多かったのですが…。
言葉で伝えられるようになると、より明確に、より細かく、時間や予定を指定するようになりました。
そして同時に、時間がズレることへの不安も強くなっていきました。
ASDの特性のひとつに、見通しが立たないことへの不安があると言われますが、息子もまさにそのタイプでした。
予定が変わると強い不安を感じる
できる限り家では、あらかじめ決まっている予定は守るようにしていました。
それでも変更の可能性がある日は、
など、変更そのものよりも、突然をなくす工夫をしていました。
幼稚園でも担任の先生と共有し、息子専用の一日の予定表(ホワイトボードにカードを貼る形式)を用意してくれました。
先生によると、
このような息子の姿を教えてくれました。
当時の息子にとっては、私が小さいと感じる変更でも、とても大きな出来事のように感じていたのだと思います。
ちなみに現在は、予定通りにいかない経験を少しずつ積み重ねてきたことで、以前よりも柔軟に対応できるようになってきました。
決まった時間にできないと怒ってしまう
時間の理解が進み、わが家では、
など、毎日行うことはスケジュール化していました。
そのおかげで、息子の中で時間と行動が結びつき、動きやすくなったのは事実です。
けれど、次第に別の困りごとも出てきました。
少しでも時間が遅れると、

ヤバい!あと少しで3時になっちゃう…

すぎた!もうダメだー!
強い不安や怒りを爆発させるようになったのです。
決まりは安心材料だったはずなのに、いつの間にか守らなければならない絶対ルールになっていました。
ほんの数分のズレでも、息子にとっては大きな違和感。
時間のこだわりが強くなりすぎると、日常生活に支障が出ることもあると実感しました。
見通しが立たないと落ち着かない
息子は終わりが見えないことにも強い不安を感じていました。

何時に帰る?

あと何分で終わるの?
終わる時間が分かるまで、何度も繰り返し質問してきます。
私にも答えが出せないときでさえ、息子は納得できるまで繰り返し問いかけてきました。
そして一度時間を伝えたからには、その通りに終わらせないと怒る。
あいまいに流すことはできませんでした。
時間を守ろうとする姿勢は素晴らしい面でもあります。
けれど、守りすぎてしまうと苦しくなってしまう。
就学前のころは、息子の時間のこだわりにふり回される毎日でした。
就学前の息子のこだわりや当時どのように向き合っていたのかは、こちらの記事で詳しくまとめています//
▶ 5歳ASD息子のこだわりと幼稚園生活で気づいたつき合い方
就学前の時計学習につながった3つの時計レビュー
わが家が時計やタイマーを取り入れたきっかけは、時間や予定のこだわりが強かった息子が、少しでも安心して過ごせるようにするためでした。
その取り組みが、結果的に就学前の時計学習の土台づくりにもつながっていったように感じます。
小学校1・2年生の算数では「何時何分」「午前・午後」「何分前」など、時計の単元があります。
この単元は、意外とつまずく子が多い分野です。

上の娘は小2の時、時刻や「何分前?」の文章題で混乱していました…
でも息子は、人一倍、時間を意識した生活を送り、日常の中で何度も時計を見てきた経験のおかげで、
これらが自然と身についていました。
そのため、算数の時計の単元では大きく困ることはありませんでした。
時間へのこだわりは、大変な面もたくさんあります。
でも、「時間のこだわり=困りごと」だけではない。
関わり方しだいで、学習の強みにもなると感じています。
そんな気づきをくれた、わが家の3つの時計をご紹介します。
① くもん NEWくるくるレッスン
\ 小学校算数につなげたいならこれ /

針と数字の関係が理解しやすい知育時計です。
手動で針を動かすタイプですが、時計学習の工夫がたくさん詰まっています。
もし、
このように感じているご家庭にまず検討してほしい時計です。
なぜ算数につながりやすいのか?
このように目で見て分かりやすい工夫がたくさんあって、「長い針が6だから30分」という関係が、視覚的にストンと入ります。
理解度によって使い分けられる|わが家の例
また、分の数字を隠せるステップアップカバーがついていて、段階的にレベルを上げられるので、できた!を積み重ねやすい設計になっています。
わが家が実際に使っていたやり方を紹介します。
ステップ1|時計への興味が出始めたころ
回転するものが好きだった息子は、針を回して遊ぶことからスタートしました。
しっかりした作りで、回すときにほどよい抵抗があり、「回す → 動く → 変わる」を楽しく体感できます。
軽くて持ち運びしやすく、目につく場所に置いておくことで、遊びたいときにすぐ手に取れて、自然と時計への興味を引き出せました。
ステップ2|まだ理解があいまいなころ
短針・長針が色分けされ、同じ色の数字を読むだけで時刻が分かる設計になっています。
数字を読むことが好きだった息子は、針が指している数字を何度も声に出して読んでいました。
さらに、
といった工夫もあり、視覚的に「今何時?」が理解しやすい仕組みになっています。
ステップ3|時刻を読めるようになってきたころ
分の数字を隠せるステップアップカバーで、分表示を隠して、より通常の時計に近い文字盤で練習できます。
さらに、デジタル表示もシャッターで隠せるので、クイズ形式で楽しみながらレベルアップすることもできます。

シャッターをあけると「チン」とチャイムが鳴るので、答え合わせの時間が盛り上がりました!
少しずつ難易度を上げられる仕組みになっているため、長い期間使うことができました。
② こどもちゃれんじ とけいマスター
\ 勉強感を出したくないならこれ /

遊びながら親しめるこどもちゃれんじの年中講座で届いたエデュトイです。
勉強というより遊びの延長で時計に触れられるのが魅力です。
息子が特に気に入ったポイント
特に活躍したのが「てきぱきタイマー」。

3分でくつ下をはく!

5分で歯みがき!
自分で時間を設定し、その時間に合わせて動こうとする姿は、親としてうれしい成長でした。
「時計=むずかしいもの」と感じてほしくない。
そんな思いをもつご家庭にも、無理なく取り入れられる心強い時計だと感じました。
こどもちゃれんじの教材には、ほかにも楽しく学びにつながる工夫がたくさんありました。
わが家では、それが小学校生活の土台になったと感じています。
気になる方は、まずは公式サイトで無料資料をチェックしてみてください//
③ セイコー スタディタイム
\ 切り替えが苦手ならこれ /

時計を読む練習というより、生活面での安定に大きく役立ったアイテムです。
目覚まし・ストップウォッチ・タイマーが一体になっていて使いやすいです。
もし、
そんなお悩みがあるご家庭には、特におすすめです。
時間を見える化するだけで、親の声かけがぐっと減りました。
わが家が使いやすいと感じたポイント
補足:3つの時計、どう選ぶ?
わが家では、3つの時計を目的別に使い分けていました。
「どれが一番いいか」ではなく、今のお子さんに必要なのはどの役割かを考えることが大切です。
目的がはっきりすると、自然と選ぶ時計が決まります。
3つの時計を比較|役割まとめ
| 商品 | 向いている子 | 主な役割 | 強み | こんなご家庭に |
|---|---|---|---|---|
| くもん・NEWくるくるレッスン | 時計の読みを理解したい | 時計学習の基礎 | 針と数字の関係が分かりやすい | 小学校算数につなげたい |
| こどもちゃれんじ・とけいマスター | 遊びから入りたい | 導入教材 | 楽しく触れられる | 勉強感を出したくない |
| セイコー・スタディタイム | 切り替えが苦手 | 生活・見通し支援 | 残り時間が見える | 「あと何分?」の声かけが多い |
就学前から時計に慣れてよかったこと|小学校生活や算数への効果
就学前は、時間のこだわりへの対策として取り入れてきた時計やタイマー。
けれど、ふり返ってみると、それは単なる対処法ではありませんでした。
結果的に、小学校算数の土台づくりにもなっていたように思います。
ここでは、ASD息子の生活面・学習面で感じた変化をまとめました。
算数の時計単元でつまずかなかった
小学1年生では「何時」「何時何分」を学び、2年生になると「何分前」「何時間後」へと少しずつ難しくなっていきます。
時間の単元は、意外と混乱しやすい分野です。
けれど息子は、この単元で大きく戸惑うことはありませんでした。

長い針が3だから15分だね!

あと1時間したら9時になるね!
そんな会話を日常の中で繰り返してきたことで、時間の感覚が身についていたからだと思います。
算数の時計の学習内容は、初めて聞く内容ではなく、知っていることだった安心感。
それが、息子にとって大きな支えにつながったように感じます。
時間の見通しが立ち、落ち着いて過ごせるようになった
時計を読めるようになって、あとどのくらいかが自分で具体的に分かるようになった息子。
終わりが見えることは、息子にとって何よりの安心材料です。
以前は、

まだ?

あと何分?
と何度も聞いていた場面でも、自分で時計を確認し、見通しを立てられるように。
時間が目に見えるものになったことで、日常の落ち着きも学校での過ごしやすさも少しずつ増えていきました。
時計を見て自分で動ける場面が増えた

7時になったら準備する!

7時半になったら家を出る!
以前はその都度声かけが必要だったことも、今では時計を見て、自分から動けるようになりました。
親が何度も促さなくて済むようになり、私の負担もぐっと減りました。
時計を活用することで、自分で時間を意識して動く力が育ち、自立への一歩につながったと感じています。
まとめ|時間にこだわる特性は「学習の強み」にもなる
就学前、息子の時間へのこだわりに戸惑うことが何度もありました。
どう向き合えばいいのか分からず、悩みながら過ごしていた毎日でした。
でも今ふり返ると、そのこだわりは決してマイナスな面だけではなかったと感じています。
時間に敏感だったからこそ、時計に興味を持ち、仕組みを理解しようとし、結果的に小学校の時計学習にもつながりました。
また、
このような息子に合った時計やタイマーを取り入れたことで、特性は「困りごと」から「学びにつながる力」へと少しずつ変わっていきました。
もちろん、すぐにうまくいくわけではありません。
けれど、必要に応じてサポートアイテムを取り入れながら、その子に合った形でこだわりを支えていくことが大切だと感じています。
視点を少し変えるだけで、特性の中にある可能性に気づけることもあります。
これからも、息子の困りごとの奥にある力を、ひとつずつ見つけていきたいです。
こだわりが学びにつながっていった具体的な関わりについては、こちらの記事でも詳しくまとめています//

