発達障害のある子の習い事は難しい?スイミングを1年続けた息子の場合

こんにちは!ASDの特性がある息子を子育て中の母ふたハです。

ふたハ
ふたハ

サッカーやバスケ、運動系はやりたい!

ふたハ
ふたハ

そろばんや英会話、勉強系もいいな!


どんな習い事を息子にさせようか想像するのは、楽しい時間でした。

ポストに入っていた習い事のチラシを何となく取っておき、いつかお世話になるかもしれないと思ったり…。

息子がASDだと分かる前は、期待をふくらませていました。

けれど現実は、幼稚園ですら通うことが難しく…。

何か経験させてあげたいと思う気持ちがあっても、周りの目が気になったり、心に余裕がなくなったりして…。

習い事を考えること自体、いつの間にか遠ざかっていました。

そんなわが家ですが、一度だけ、息子が年長のときにスイミングスクールへ1年間通ったことがあります。

結果として、スイミングは辞めることになりましたが、やってみたからこそ分かったことがあり、実際に挑戦してみた経験は、決してムダではなかったと感じています。

この記事では、

  • なぜ年長でスイミングを選んだのか
  • 1年続けて見えてきた現実
  • 辞める決断をした理由
  • 発達障害の子の習い事を考えるときに大切だと感じたこと

について、発達障害のある息子の習い事は難しい…と実感したわが家の実体験をまとめました。

ふたハ
ふたハ

同じように悩んでいるママやパパの気もちが、少しでも軽くなればうれしいです!

ASD息子が年長でスイミングを始めた理由

発達障害のある息子の習い事を始めるタイミングや選び方にはとても悩みました。

息子がスイミングを始めたのは年長のとき。

療育園を卒園し、幼稚園に通えるようになったことで、生活のリズムが少しずつ安定してきた頃でした。

毎日をなんとか回すだけで精一杯だった時期を過ぎ、

ふたハ
ふたハ

そろそろ、習い事に挑戦させてみようかな…

親の私自身にも少し余裕が出てきたタイミングでした。

スイミングを習うことになったきっかけ

息子はもともと、水にとても強い興味をもっていました。

お風呂では水道やシャワーの水をじっと眺め、散歩中も排水溝の水や川の流れを立ち止まって見ていました。

そんな様子を見て、

ふたハ
ふたハ

スイミングなら、無理なく楽しく通えるかもしれない…

そう思ったのが、習い始めるきっかけとなりました。

ちょうどその頃、娘がスイミングスクールのおためし体験に行くタイミングでもあり、

ふたハ
ふたハ

お姉ちゃんと一緒なら行けるかな…

軽い気持ちで体験に連れて行ったのを今でもよく覚えています。

ASDの子に水泳が向いている理由とは?

もうひとつ、スイミングに挑戦してみようと思えた理由があります。

それは、水泳は発達障害のある子に向いていると聞くことが多かったからです。

  • 全身を使う運動で体力がつく
  • 水の感覚刺激が感覚統合につながる
  • 集団の中でも、比較的個々のペースで取り組みやすい

主に、このようなメリットがあり、発達障害の子の習い事として水泳をすすめている情報をよく目にしました。

ふたハ
ふたハ

スイミングなら息子にも合うかも!

私自身も前向きな気持ちで、楽しく通える姿を想像していました。

親として期待していたこと

また、スイミングに通うことで、泳げるようになってほしいこと以外にも、次のような期待がありました。

  • 体を動かして体力をつけてほしい
  • 「できた」成功体験を重ねてほしい
  • 集団の中で、「順番を待つ」「先生の話を聞く」経験をしてほしい

幼稚園での集団生活が少しずつできるようになってきた息子。

ふたハ
ふたハ

このタイミングなら、さらに経験の幅を広げられるかもしれない!

そんな思いから、スイミングにチャレンジすることを決めました。

ASD息子がスイミングを1年続けて分かった現実

発達障害のある息子にとって、習い事を始める一歩を踏み出すこと自体が大きなハードルでした。

そして、実際に通い始めてみると、続けることの難しさに直面する場面も少なくありませんでした。

スイミングを始めた当初は、

ふたハ
ふたハ

少しずつ慣れていけばきっと大丈夫…

ふたハ
ふたハ

時間がたてばできるようになるはず…

そんなふうに考えていました。

けれど、1年間続けてみて分かったのは、努力や時間だけでは埋められない壁がある現実でした。

通い続ける中で感じた違和感とつまずき

息子がスイミングに通い始めてしばらくすると、少しずつ違和感を覚えるようになりました。

息子が通っていたスイミングスクールは、ガラス越しにレッスンの様子を見学できる環境でした。

ふたハ
ふたハ

毎週ハラハラしながら息子の様子を見守っていました。

特に気になった行動は、次のような点です。

  • 水が気になりすぎて、コーチの指示が入りにくい
  • 落ち着かない様子で、話を聞いていないことが多い
  • 動きを覚えるまでに時間がかかり、なかなか上達しない
  • 待ち時間に水で遊んでしまう
  • 周りをあまり気にせず、自分のペースで動いてしまう
  • 自分の順番に気づかず、コーチに何度も名前を呼ばれる
  • うまくできなくても、悔しそうな様子があまり見られない

どれもASDの特性として、仕方がないと頭では分かっていました。

それでも、集団レッスンの中ではどうしても目立ってしまう行動でした。

ASD息子がしんどそうだったポイント

スイミングスクールでは、級が上がるごとに「できること」が増え、進級が目に見える仕組みになっています。

この分かりやすさが、息子にとっては次第に負担になっていきました。

なかなか進級できない中で、あとから入ってきた子や、自分より年下の子が先に進級していく。

始めの頃は気にしていないように見えましたが、後半になるにつれ、息子なりに気にしている様子が感じられる場面も増えていきました。

また、潜る練習は最後まで強く嫌がり、

ぱんタ
ぱんタ

行きたくない…

と言う日も増えていきました。

行き渋りが出てきたことは、とても気になるサインでした。

親が感じたプレッシャーと不安な気持ち

見学スペースからレッスンを見ていると、周りの目がすごく気になりました。

  • 他の保護者にどう思われているのか
  • コーチや同じ級の子の迷惑になっていないか
  • このまま続けていて、本当に大丈夫なのか

息子が目立つ行動をするたびに、胸がざわつきました。

気づけば私は、息子が楽しく頑張れているかよりも、周りに迷惑をかけていないかを気にするように…。

そして少しずつ、おやこにとってスイミングの時間が、しんどいものになっていきました。

ASD息子が1年でスイミングをやめた理由

ふたハ
ふたハ

せっかくここまで続けたのに…

ふたハ
ふたハ

もう少し頑張れば変わるかもしれない…

スイミングをやめるかどうかは、何度も悩みました。

それでも最終的に「やめよう」と決めたのには、主に3つの理由がありました。

理由① このまま続けると自己肯定感が下がると感じたから

もともとスイミングを始めた理由のひとつは、「できた」経験を重ねて、自信につなげてほしいという思いでした。

しかし、現実は少しずつ違う方向へ進んでいきました。

  • なかなか進級できない
  • レッスン中に注意されることが増えた
  • 順調に進級していく娘と比べてしまう環境

進級するとワッペンがもらえる仕組みだったため、息子自身も自分だけもらえていないことに、だんだん気づき始めている様子がありました。

また、娘が進級して喜ぶ姿を見る一方で、息子にどう声をかければいいのか分からず、戸惑うことも増えていきました。

自信をつけるために始めたはずの習い事が、いつの間にか自己肯定感を下げかねない環境になっている。

そう感じたことが、強く心に残りました。

理由② 本人のやる気や意思が見えなかった

ふたハ
ふたハ

スイミング、楽しい?

そう聞いても、息子からははっきりとした返事は返ってきませんでした。

通い始めの頃は、時間になれば淡々と行ってくれていましたが、次第に行き渋りが少しずつ増えていきました。

一方で、娘はできることが増えるたびに自信をつけ、どんどんスイミングに打ち込むようになっていきました。

  • コーチの話をしっかり聞く
  • 待ち時間に自主的に練習する
  • 目標に向かって頑張る

このような娘の姿を見て、「やる気や意思があるかどうかの違い」は、とても大きいと感じました。

本人の気持ちが伴っていないまま続ける習い事に、次第に疑問を感じるようになっていきました。

理由③ 息子がもっと楽しめるものを探そうと思った

1年続けてきたスイミングをやめる決断には、たくさんの葛藤がありました。

それでも、

  • 今の息子には、この環境は合っていない
  • もっと楽しく過ごせる場所がきっとある

そう思う気持ちのほうが、少しずつ大きくなっていき、ちょうど1年という節目だったこともあり、思い切って区切りをつけました。

そして、息子が「やりたい」「楽しい」と思えることに目を向けて探してみることにしました。

発達障害の子の習い事を選ぶときに気をつけたいこと

発達障害のある子の習い事は、実際に経験してみて初めて分かることが多いです。

わが家も実際にスイミングに通ってみて、想像と違ったことや大変さに気づいたことがたくさんありました。

ここでは、ASDの息子のスイミング経験を通して、発達障害の子どもの習い事を選ぶときに大切なポイントをまとめました。

ポイント① 事前に発達障害の特性や心配な点を伝える

可能であれば、体験や入会前に、発達障害があることや、困りやすい場面を伝えておくことをおすすめします。

たとえば、

  • 指示の理解に時間がかかる
  • 待ち時間が苦手
  • 感覚の過敏・鈍麻がある

こうした点を事前に共有しておくだけでも、気持ちが軽くなります。

断られるかも…と不安になることもありましたが、理解を示してくれるかどうかを見極める機会にもなります。

伝えるのに勇気はいりますが、もし断られたとしても縁がなかっただけと割り切って大丈夫です。

ふたハ
ふたハ

お子さんに合う場所にきっと出会えます!

ポイント② 子どもの発達段階や発達年齢に気をつける

発達障害の子におすすめの習い事に関する情報はたくさんありますが、合う・合わないは子どもによってさまざまです。

子どもの発達段階や発達年齢に合っているかどうかが大切です。

発達障害のある子は見た目の年齢より発達がゆっくりなことが多いです。

また、

  • 集団の中で過ごせるか
  • 指示を聞いて動けるか

このような発達段階によっても大きく変わります。

今できなくても、数年後に自然とできるようになることは、たくさんあります。

今はまだ早かっただけだと考える視点を持つことで、気持ちが少し楽になります。

ポイント③ 無理に続けず、合わなければやめる選択も大切

習い事は、続けること自体がゴールではありません。

合わないと感じたときにやめることは、逃げでも、失敗でもないと私は思っています。

むしろ、合わない環境から離れることは、子どもの心や自己肯定感を守るための、とても大切な選択です。

わが家も、スイミングをやめる決断をするまでに、たくさんの葛藤がありました…。

でも、スイミングに挑戦した経験は決してムダではなかったと思います。

ふたハ
ふたハ

次にどんな環境が息子に合いそうかを考えるための大切なヒントになりました!

まとめ|発達障害がある子どもに合う形やタイミングを探そう

発達障害のある子の習い事は、正直に言って簡単ではありません。

始める前も、続けている途中も、そして辞めるときも、たくさん悩みました。

ASDの息子が年長で1年間通ったスイミングは、結果的に息子には合わない習い事でした。

それでも、この経験がムダだったとは思っていません。

息子ができるようになったこと

現在、息子は習い事はしていませんが、その代わりに運動療育に通っています。

体幹や運動面を、遊び感覚で取り組める環境で、息子のペースに合わせたプログラムを組んでくれているため、本人も嫌がることなく、前向きに楽しく通っています。

また、小学2年生になった今、学校のプールの授業では、ビート板を使って浮けたと先生から教えてもらいました。

見学の際には、自由時間に自分なりに何度も潜る練習をしている姿もあり、年長の頃には難しかったことが、少しずつできるようになっていると感じています。

やりたい気持ちが芽生えたタイミングを大切にする

とはいえ、

ふたハ
ふたハ

スイミングに行ってみる?

ぱんタ
ぱんタ

行かない。

息子にちょくちょく聞いてみるのですが、現時点では、再び通うことはなさそうです。

でも、年齢を重ねて、息子の中に「やってみたい」気持ちが芽生えたら、そのときにまた考えればいい。

もし芽生えなかったとしても、それもひとつの選択だと思っています。

発達障害の子に配慮した指導をしてくれるスイミングスクールも、以前より増えてきている印象があります。

残念ながら、わが家が通える範囲にはありませんが、選択肢が広がっていること自体は、とても心強く感じています。

これからも息子のペースを大切にしながら、息子に合う習い事に出会えるよう、親としてできることを少しずつ探していきたいです。

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