4歳で2語文に!息子の言葉の遅れに向き合ったわが家の取り組み

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息子が3歳のころ、言葉がなかなか増えず、毎日不安を抱えていました。

言葉の遅れだけでなく、視線の合いにくさや強いこだわり、癇癪。

息子は自閉症かもしれない…そんな思いが何度も頭をよぎり、答えの見えない中で、できることを一つずつ探していた時期でした。

そして、4歳になった息子。

3歳を過ぎた頃にASDの診断を受け、

ふたハ
ふたハ

まだ気持ちの整理がつかないままでしたが…

声かけや関わり方を学んだり、試しては失敗してを繰り返しながら、息子に合う方法を少しずつ見つけていきました。

このころから、少しずつ言葉が増え、2語文も出てくるようになりました。

しかし、エコラリアが続いていたり、突然大きな声を出したりと、言葉に関する悩みがなくなったわけではなく、不安や焦りもたくさんありました。

この記事では、4歳で言葉が増え始めた息子の変化とわが家が実践したサポートについてまとめています。

同じように悩んでいるママやパパの、気持ちを整理するきっかけになればうれしいです。

4歳になって増えてきた息子の言葉と変化

息子が3歳のころは、言葉の少なさに不安を感じる日々でした。

それが、4歳を過ぎたころから、少しずつ変化が見られるようになりました。

息子の場合、いわゆる「言葉の爆発期」は感じられませんでしたが、良い面も大変な面も含めて、確かな成長を感じられた時期だったように思います。

2語文が少しずつ出てくるようになった

4歳になると、単語だけだった発話に変化が現れ、

ぱんタ
ぱんタ

ママ きて!

ぱんタ
ぱんタ

ここ いや!


短いながらも2語文が少しずつ出てくるようになりました。

気づけば「ママ」と呼んでくれるようにもなり、息子なりに、言葉で気もちを伝えようとする姿が見られるようになりました。

はっきりとした会話ではなくても、伝えたい意志が言葉に表れてきたことが、何よりうれしかったです。

癇癪だけでなく、「イヤ」「ダメ」と言葉で拒否できるように

それまで、イヤなことや納得できないことは、癇癪で表現することが多かった息子。

4歳ごろからは、「イヤ」「ダメ」と言葉で拒否できる場面が増えていきました。

その中で気づいたのは、私が思っていた以上に、息子には「イヤ」「ダメ」と感じるポイントが多かったことです。

ふたハ
ふたハ

息子のこだわりの強さを再認識しました…

言葉で伝えられるようになったことで、息子の地雷ポイントが分かる場面も増え、おやこのやりとりは以前より落ち着いてできるようになりました。

さらに強くなっていった息子の意思

このころ、息子が私に対して特によく使っていた言葉は、

  • きて
  • まって
  • おしえて
  • いかない
  • しない

などが、多かったです。

息子の思いどおりにならないと、叶うまで同じ言葉を繰り返し続けることもよくありました。

私が応じなさすぎると癇癪につながるし、かといって、すべてを受け入れるわけにもいかない。

息子の気もちを尊重しながら、どこで折り合いをつけるか…。

そのバランスを探りながら対応するのはとても大変でした。

言葉が増えても残っていた4歳息子の気になる言動

4歳になり、少しずつ言葉が増えてきたことで、正直ホッとした気持ちもありました。

けれど同時に、引っかかる場面も増えていきました。

話す量は増えているのに、言葉の使い方や人との関わり方には、まだ気になる点が多く残っていました。

話す量は増えたのに、言っていることが伝わらない場合が多い

4歳を過ぎたころから、息子が発する言葉の量はぐんと増えました。

それでも、息子が何を伝えたいのかが分からない…と感じる場面は多くありました。

状況と合わない言葉を使ったり、こちらの問いかけに対して、返事が返ってこなかったり。

ふたハ
ふたハ

正しい言い方を、きちんと教えないといけないのでは…

このままでいいのか悩んだこともありました。

そんなとき、言語聴覚士の先生から、

  • 今の段階では、正しく言い直させることにこだわらなくてもよい
  • 伝えようとしていることが大切な時期

と声をかけてもらい、肩の力が抜けました。

それをきっかけに、息子が言葉を伝えようとしている気持ちを大事にしようと思えるようになりました。

エコラリアが続いていた

そして、3歳ごろから気になっていたエコラリア(聞いた言葉をそのまま繰り返す様子)が、4歳になってもまだ続いたことも悩みの一つでした。

テレビのセリフをそのまま言ったり、質問した言葉をそのまま返してきたり。

言葉は出ているのに、会話としてつながらない…。

息子のエコラリアを聞くたびに、

ふたハ
ふたハ

このままで大丈夫かな…

不安がよぎりました。

突然大きな声や奇声を出すことが増えた

また、4歳ごろから、それまでなかった行動も見られるようになりました。

突然、大きな声を出したり、奇声のような声をあげたりすることが増えました。

最初は驚いて、とにかくやめてほしくて、深く考えずに制止することばかりしていました。

しかし、なかなか改善の兆しが見えず、言語聴覚士の先生に相談してみました。

  • 不安や緊張を和らげるための行動かもしれない
  • 気もちを言葉に置き換えてあげると、落ち着きやすい

このように先生からアドバイスをもらい、息子の行動に対する原因を考えたり、息子の気もちを代弁する対応を意識するようになりました。

友だちとの関わりを、自分から避けるようになった

さらに、4歳になるころは、友だちとの関わり方にも変化を感じた時期でした。

以前は、

ぱんタ
ぱんタ

かして!

ぱんタ
ぱんタ

どうぞ!

私と一緒に言葉の練習をしながら、友だちのそばで遊ぶ姿も見られていました。

けれど、言葉の意味が分かってきて、「ダメ」「ちがう」と相手から言われる経験が増えるにつれ、自分から関わろうとする姿が減っていったように感じます。

「かして」と言いに行かず一人で遊んだり、誘われてもそっと距離を取る様子が見られるようになりました。

言葉が分かるようになったからこその変化だと頭では分かっていても、友だちと関わる経験がなかなか積めないことに、もどかしさを感じました。

言語訓練を受けて気づいた息子の関わり方

2語文が出てきて、少し話せるようになった…と感じる一方で、どう関わればいいのか悩むことも増えたころ。

このタイミングで、4歳すぎから言語訓練を受けることになりました。

言語訓練は、息子の言葉を支えるだけでなく、私自身の関わり方を見直す時間にもなりました。

言葉を教え込まない言語聴覚士さんの関わり方

言語訓練でいちばん印象に残っているのは、言語聴覚士さんが言葉を無理に教えようとしなかったことでした。

実は、息子が3歳半の時にも、別の病院で言語訓練を受けた経験があります。

そのときは、どちらかというと「教える」ことが中心の訓練でした。

その日の課題が決まっていて、席に落ち着いて座れて、やりとりがある程度できる子でないと難しいものでした。

先生の指示に合わせて息子ができないので、「席にすわります」「それはやりません」など注意を受けることが多かったです。

後半は集中力が切れて、おやこ共に疲れて終わることがほとんどでした。

ふたハ
ふたハ

息子もあまり行きたがらない様子でした…

一方、病院を変えて受けた2度目の言語訓練では、「教える」のではなく、遊びの中で自然に言葉に触れていく関わり方をしてくれました。

息子は好きなように遊んでいるのに、先生はさりげなく関わりの中に言葉を入れ、先生がやってほしいことにも自然と導いていきます。

否定的な言葉や態度は一切なく、先生の関わり方に衝撃を受けました。

家庭でも意識するようになった声かけの工夫

言語訓練での関わり方を見て、家庭でも少しずつ、声かけや対応を変えてみることにしました。

意識したのは、息子に話させようとするのではなく、気持ちや行動を言葉につなげることです。

たとえば、

  • 「イヤだったんだね」「こうしたかったんだね」と、息子の行動や気持ちを言葉に置き換える
  • 奇声をあげたときは「びっくりしたね」「おしまいにしたかったね」と代弁する
  • エコラリアは無理に止めず、「こう言うと伝わるよ」と状況に合う言葉を教える

といったように、息子の行動や声を、そのまま意味のある言葉に置き換えることを心がけました。

正直、すぐに大きな変化があったわけではありません。

もともと私自身が、会話や声かけが得意なタイプでもなく、うまくできない日もたくさんありました。

それでも、少しずつ、こちらの言葉を受け取ってくれているように感じる場面が増えていきました。

息子に話させるよりも、一緒に楽しいことや大変なことを経験しながら、信頼関係を重ねていく。

このように関わり方を変えたことで、息子だけでなく、私自身の気もちも楽になりました。

話しかけが苦手な私を支えてくれた、ことばのサポートアイテム3選

会話に対して苦手意識がある私は、息子にどう話しかけたらいいのか分からず悩んでいた時期があります。

声かけを意識しようと思っても、とっさに言葉が出てこない。

ふたハ
ふたハ

息子の言葉の遅れは、私の声かけ不足も原因なのかな…

と自分を責めてしまうこともありました。

そんな私を支えてくれたのが、自然に言葉に触れられるアイテムでした。

実際に取り入れてみて、息子が繰り返し使っていたものを紹介します。

① アンパンマンことばずかん|遊びながら自然に言葉と出会える

まず、息子が夢中で遊んだ「アンパンマンのことばずかん」

付属の専用のペンでイラストに触れると音が出て、キャラクターが名前を教えてくれる仕組みになっています。

もともとは上の娘が使っていたもので、息子が小さい頃から家にはあったのですが、言葉が出ない時期は、私がすすめてもほとんど興味を示しませんでした。

ところが4歳ごろから、少しずつ興味を持ち始め、自分から何度もペンを手に取って遊ぶように。

最初は音が出るのを楽しんでいる様子でしたが、だんだんとイラストと言葉が結びついてきて、

ふたハ
ふたハ

りんご、どこ?

ふたハ
ふたハ

これ、なに?

と、やりとりをしながら遊べるようになりました。

ジャンルも豊富で、名前・クイズ・楽器の音など仕掛けもたくさん。

これひとつで、いろいろな会話のきっかけが生まれるアイテムでした。

② 「たくさん」より「好き」を大切にした絵本の読み聞かせ

絵本は、「たくさん読むこと」よりも、息子が好きなものを、何度も繰り返すことを大切にしました。

息子は気に入った本があると、しばらく毎日読み続けるタイプ。

無理に新しい本をすすめるよりも、

ふたハ
ふたハ

これが好きなんだね!

と受け止めて、とことん付き合いました。

わが家では、「0さい~4さい こどもずかん」をよく一緒に読んでいました。

最初は声をかけても、すぐに本を閉じたり、どこかへ行ってしまったり…。

でも、4歳ごろにブームが来て、指さしをしながら言葉をまねしたり、同じフレーズを繰り返したりするようになりました。

ふたハ
ふたハ

これは、なんだ?

ふたハ
ふたハ

何色かな?

おやこでやりとりをしながら楽しむ時間の中で、自然と言葉が育っていったように感じます。

③ こどもちゃれんじ|言葉につながるおやこのやりとりが増えた

3歳から始めた「こどもちゃれんじ」は、4歳になってからも大活躍でした。

言葉の遅れがある息子でも、エデュトイ(知育おもちゃ)やワークブックは楽しんで取り組めました。

特に息子のお気に入りだったエデュトイは、

  • ひらがな・かずキーボード
  • ひらがななぞりん

ボロボロになるまで繰り返し遊んで、自然と文字や言葉に触れられてとても助かりました。

ふたハ
ふたハ

次はどんな教材が届くかな!

私自身も楽しみにしながら、息子と一緒に取り組めたことで、やりとりが増えるきっかけになったと感じています。

気になる方は、内容をチェックしてみてください▼

まとめ|4歳の言葉の遅れと向き合って気づいたこと

4歳になり、少しずつ言葉が増えてきた息子を見ながら、

ふたハ
ふたハ

ここから追いつけるように頑張らないと…

そんなふうに、焦る気持ちを抱えていました。

けれど、4歳の息子と一緒に言葉の遅れと向き合う中で、言葉を増やすことそのものよりも、大切なことがあると気づきました。

それは、子どもと一緒に「楽しい時間」を重ねていくこと。

言葉を教えようと力が入っていたころは、息子の反応ばかりが気になり、「まだできない」「伝わらない」ことに目が向いていました。

でも、少し肩の力を抜いて、遊びや絵本を「一緒に楽しむ」ことを大切にするうちに、息子の表情がやわらぎ、おやこのやりとりも穏やかになっていきました。

その積み重ねの中で、言葉も、気もちも、息子なりのペースで少しずつ外に出てきたように感じます。

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