こんにちは!ASDの特性がある息子を育てている、母のふたハです。
息子は赤ちゃんのころ、特別育てにくいと感じることはありませんでした。
よく泣き、夜泣きもそれなりにあり、喃語も出ていて、発達の心配は特にありませんでした。
言葉の遅れが気になり始めたのは、息子が1歳半を過ぎたころです。
周りの同月齢の子どもたちが次々と言葉を増やしていく中で、少しずつ息子との差を感じるようになりました。
それでも、
そんな周りのママの言葉に励まされながら、

きっと息子もそのうち話すようになる!
どこかで期待していました。
しかし、3歳を過ぎても息子の言葉はなかなか増えませんでした。
言葉でのやりとりが難しく、癇癪が増え、視線やこだわりなど気になることも重なっていきました。
そして、

もしかして、息子は自閉症なのかもしれない…
そんな思いが、頭から離れなくなりました。
この記事では、言葉の遅れが気になっていた3歳のころの息子の様子と、自閉症かどうか分からない不安の中で、必死に向き合っていた当時の私をふり返っています。
同じように悩んでいるママやパパにとって、気持ちを整理するひとつのきっかけになればうれしいです。
3歳になって言葉の遅れの不安が一気に大きくなった理由
息子が3歳になっても、言葉はなかなか増えませんでした。
二語文どころか、出ている単語もいくつかあるものの、意味が分からない言葉や、場面と合っていない言葉ばかり。

そのうち話すようになるよね…
そう自分に言い聞かせながら、どこかで本気で向き合うことを避けていた部分もありました。
でも、3歳という節目を迎えたことで、様子を見るだけではいけないような気がしていました。
いよいよ現実と向き合わなければいけない…そんな思いを抱え始めた時期でした。
「ママ」と呼ばれないことへの指摘を受けて
あるとき、実母からこんな言葉をかけられました。
聞いた瞬間、胸の奥がざわっとしました。

どうしてママって呼んでくれないの?

ママとして認識されていないのかな…
そんな考えが、頭の中をぐるぐる巡りました。
それまでは、喃語の「まー」や「まんま」など、「ママ」に似た音を聞いて、

きっと「ママ」って言っているのかも…
と自分に言い聞かせるように都合よく解釈していました。
でも、改めて身近な人から指摘されたことで、気づかないふりをしてきた違和感を見過ごせなくなり、それまで抑えていた不安が一気にあふれ出てきました。
自分の名前が分かっていないことに気づいた瞬間
集団活動が苦手で、なかなか輪に入れなかった息子ですが、名前を呼ばれると返事だけはよくしていました。
その姿を見て、私は特に深く考えることもなく、返事は問題なくできていると思い込んでいました。
ところがある日、言語聴覚士の先生が、試しに別の子の名前で息子を呼んだことがありました。
すると息子は、いつもと同じように、

あ(はい)!
迷いなく返事をしました。
その時、息子は自分の名前だから返事をしているのではなく、呼ばれたら返事をする流れに反応していただけだったことに気づきました。
言えないだけでなく、自分の名前を分かっていなかったことに、不安はより一層大きくなっていきました。
3歳を過ぎて話し始める子が増え、焦りが強くなった
息子は3歳のときに療育園に通い始めました。
そこには、息子と同じように言葉が出ていなかったり、発達がゆっくりな子がたくさんいて、

息子だけじゃないんだ…
少しホッとしたのを覚えています。
でも、その安心感は長く続きませんでした。
3歳を過ぎたころから、それまで言葉が少なかった子たちが、急に話し始めたり言葉でやりとりができるようになったりする姿を、たくさん目にするようになりました。
さらに、息子よりも年下の子たちが、いつの間にかたくさん言葉を話している様子を見て、置いていかれたような気持ちになりました。

比べたくないのに…
周りと比べては落ち込み、3歳になっても言葉が増えない現実に、不安と焦りが日に日に強くなっていきました。
言葉の遅れだけではなかった、3歳息子の気になる様子
息子が3歳になった頃、気になっていたのは、言葉の遅れだけではありませんでした。
療育園に通い始めたことで、息子とじっくり向き合い、日々の様子を観察する時間が増えました。
その中で、言葉が出ないから困る場面よりも、行動面や人との関わり方で気になることが、少しずつ増えていきました。
こだわりが強く、切り替えができない
息子は、自分の中のルールやこだわりがとても強い子でした。
思いどおりにならないと激しく泣いたり、癇癪につながったりすることも多く、行動を切り替えるのに、かなり時間がかかっていました。
もともとは言葉の遅れを心配して療育園につながったはずなのに、いつの間にか悩みの中心は、こだわりや癇癪への対応に変わっていったように感じます。

こだわりがやめらない…

声をかけても、気持ちが切り替えられない…
どう関わればいいのかわからず、戸惑うことがどんどん増えていく。
言葉が通じないもどかしさと、どうにもできない無力感でいっぱいでした。
視線が合いにくいことが気になった
息子と関わる中で、視線が合いにくいと感じる場面も多くありました。
名前を呼んでもこちらを見なかったり、目が合っても、すぐにそらしてしまったり。
先生にあいさつをする場面でも、別の方向を向いたまま声だけ出していて、相手の方を見ずに終わってしまうことがよくありました。
最初のうちは、

こっちだよ!
と、私の手を息子の顔に添えて先生の方に向けたり、

先生の方見て!
と、先生の方を指しながら声をかけたり、ハイタッチであいさつをしてみたりと、いろいろ試しました。
それでも自然に視線が合うことは少なく、言葉だけでなく、やりとりそのものが難しいと感じるようになりました。
ママとも友達とも、一緒に遊べなかった
息子は、一人遊びがとても多い子でした。
自分の好きな遊び方や順番がはっきり決まっていて、友達だけでなく、私ですら一緒に遊ぶことが難しい時期がありました。
一人で遊ぶ息子を、ただ隣で眺めている時間が、とても長く感じられました。
こちらが遊びに誘っても応じなかったり、逆に息子の遊び方に合わせようとしても、少しでも違うと受け入れてもらえなかったり。
自分からコミュニケーションを取ろうとすることはほとんどなく、こちらから関わろうとしても、そっと距離を取ったり、関わりを避けるような素振りを見せることが多くありました。
こうした様子が重なり、言葉の遅れだけではない何かがあるのかもしれない…と少しずつ確信に近づいていきました。
「もしかして自閉症かも…?」と悩んでいた3歳のころ
3歳になっても言葉が増えず、行動面でも気になることが重なっていく中で、息子の様子をネットで調べるようになっていました。
検索して出てくるのは、「自閉症」「ASD」といった言葉。
それは、できれば考えたくない気持ちと同時に、どこかでずっと心に引っかかっていた不安でもありました。
画面に並ぶ言葉を見つめながら、

やっぱりそうなのかもしれない…

でも、違っていてほしい…
複雑な気持ちが、心の中でせめぎ合っていました。
できれば違ってほしい…と願い続けていた診断前の私
息子が1歳を過ぎたころから、言葉では説明できない小さな違和感を、ずっと抱えていました。
そんな周りの言葉に何度も救われながらも、心の奥のモヤモヤは、なかなか消えてくれませんでした。
診断を受ける勇気が持てず、

もう少し待てば、そのうち話し出すかもしれない…
そう思うことで、現実と向き合うのを先延ばしにしていました。
自閉症を調べるほど、不安が膨らんでいった
夜、息子が寝たあと。
スマホを手に取り、自閉症について何度も検索しました。
特徴やチェックリストを見つけては、一つひとつ、息子に当てはまるかどうかを確認する日々。
けれど、どれだけ調べても安心することはなく、調べれば調べるほど、不安だけが積み重なっていきました。
チェックリストを見ていると、

これは息子に当てはまるかも…
そう感じる項目が、いくつも見つかりました。
その一方で、

ここは違う気がする…
と思える項目もありました。
息子に当てはまっていた項目
息子に当てはまらなかった項目
当てはまらない項目があると少しだけホッとでき、

大丈夫…
息子は自閉症じゃない…
と自分に言い聞かせていました。
でも、不安が消えることはありませんでした。
確信が持てないまま、不安と希望の間で揺れ続けていました。
このころの私は、答えを知るのが怖かったです。
とはいえ、知らないままでも苦しくて…。
いろいろな葛藤を抱えながら、毎日を過ごしていました。
言葉の遅れに焦っていた3歳のときにやってよかったこと
3歳のころは、毎日が不安でいっぱいでした。

このままで大丈夫なのかな…

私の関わり方が悪いのかな…
答えが見えないまま悩み続ける日々でしたが、そんな中でも、思い切って行動に移したことがいくつかあります。
行動してみたことで、少しずつ気持ちが整理され、息子にとっても、私にとっても前に進むきっかけが生まれました。
今ふり返ってみて、「やってよかった!」と心から思えることをまとめました。
療育園につながり、ひとりで抱え込まなくなった
言葉の遅れが気になり始めたころ、一人で悩み続けることに限界を感じ、療育園につながりました。
療育園では、息子の様子を専門の視点で見てもらえるだけでなく、具体的な声かけや関わり方を、日々の中で教えてもらえました。

こんなこと聞いてもいいのかな?
もともと相談することが苦手だった私。
でも、毎日息子と通ううちに、小さな悩みも自然と先生に話せるようになっていきました。
療育園に通っていた時期は、息子への対応が特に大変な時期でもありました。
それでも、頼れる人がすぐそばにいる環境があったことで、気持ちは少しずつ軽くなっていきました。
息子の困りごとを「様子見」だけで終わらせなかった
息子の違和感や困りごとに気づき始めたころ、もう少し様子を見てみよう…と思った時期もありました。
でも、言葉の遅れや集団行動の難しさなど、明らかに息子自身が困っている場面が増えていき、日常生活にも支障が出ていると感じるようになりました。

このまま様子を見るだけではダメだ!

何か行動しないと…
そう思い、少しずつ動き始めました。
失敗したこともたくさんあります。
それでも、

後悔しないように、今できることをしよう!
と決めて行動したことは、今でも間違っていなかったと思っています。
発達外来を受診し、進む方向が見えてきた
発達外来を受診するのは、とても勇気がいりました。
診断がついたら、もう元には戻れない気がして、怖さや迷いも大きかったです。
でも、診断があったからこそ、息子に合った支援や関わり方が明確になり、これからどう育てていけばいいのかが見えてきました。
診断を受け入れるまでには時間がかかりましたが、あのとき一歩ふみ出してよかったと思っています。
まとめ|息子の言葉の遅れに焦ってふみ出した一歩が、今につながっている
3歳になっても言葉が増えず、あのころの私は、不安が尽きることのない毎日を過ごしていました。
周りの子と比べては落ち込み。
検索しては不安が膨らみ。
何が正解なのか分からないまま、ただ必死でもがいていたように思います。
これまでの選択がすべて正しかったかどうかは分かりません。
間違ったことや、遠回りだったと感じることも、正直たくさんあります。
それでも、不安や焦りを抱えながらも、息子の困りごとから目をそらさず、何かしなければ…と行動したことは、息子の特性を理解するための大切な一歩でした。
その一歩一歩が積み重なって、今の息子と、今の私につながっていると感じています。
迷いながらでも、悩みながらでも。

お子さんのことを大切に思ってふみ出した一歩は、きっとムダにはなりません!
わが家の経験が、同じように悩むママやパパの気持ちをほんの少しでも軽くできたらうれしいです。


