はじめての発達外来|初診の流れと診断前に知りたかったこと

ふたハ
ふたハ

予約はどうやって取るの?

ふたハ
ふたハ

当日は何を聞かれるの?

ふたハ
ふたハ

落ち着いて診察を受けられるかな?

そして、もし診断の話が出たら、私はそれを受け止められるだろうか…。

はじめて発達外来を受診すると決めたとき、私は不安でいっぱいでした。

この記事では、3歳の息子と一緒に、はじめて発達外来を受診したときの体験をまとめています。

  • 予約を取るまでの不安と当日の流れ
  • 診断を受けた瞬間のとまどい
  • 受診を終えたあとに感じた反省

これから初診を控えている方や、受診するかどうか迷っている方にとって、わが家の経験が少しでも参考になればうれしいです。

発達外来の予約から当日までの流れ(わが家の場合)

発達外来を受診すると決めたわが家でしたが、

ふたハ
ふたハ

どこの病院に相談すればいいのかな?

まず、病院選びに悩みました。

発達外来といっても、小児科の中に併設されているところ、発達専門のクリニック、総合病院など、地域によって形はさまざまです。

わが家では、療育園の園長先生に相談し、発達外来を行っている病院をいくつか教えてもらいました。

また、病院によっては、

  • 診察のみ
  • 診察に加えて、言語訓練や作業療法などを行っている

支援内容にも違いがあります。

訓練まで対応している病院は人気が高く、予約が取りにくい傾向にあります。

実際、わが家も療育園のママたちが多く通っている訓練が充実している病院に予約を試みましたが、なかなか予約が取れず、見通しが立ちませんでした。

そこで、予約のチャレンジは続けつつ、別の言語訓練を行っている病院にも電話をかけ、発達について相談したいことを伝えました。

その病院ではちょうど空きがあり、2か月後に発達検査と診察の予約を取ることができました。

初診前に発達検査を受け、問診票を記入する

わが家が受診した病院では、初診の前に発達検査を受けました。

検査の内容は、新版K式発達検査だったと思います。

病院によっては、初診のあとに検査を行う場合もあり、順番や実施の有無は状況によって異なります。

ただ、診断や今後の支援を考えるうえでの目安になるため、周りの話を聞く限りでは、発達検査を行うケースは多いように感じました。

検査後に、初診までに記入する問診票を受け取りました。

問診票は5枚ほどあり、

  • 子どもの年齢、家族構成
  • 現在気になっていること(言葉、行動、集団生活など)
  • これまでに受けてきた療育や支援
  • 出生時の状況
  • 健診での指摘内容
  • 乳児期から現在までの様子

上記内容について、細かく記入できるような様式になっていました。

記憶を頼りにしながら、母子手帳を見返し、より正確に状況を伝えるために、具体的に書くよう心がけました。

初診当日までの親の気もち

予約が取れたことで、ひとまずホッとした気もちがありました。

不安はあったものの、今ふり返ると、当時の私は診断の重みをどこか軽く考えていたように思います。

療育園のママ達から、

  • まだ年齢が低くて判断できなかった
  • 今回は診断がつかなかった

という話を聞くことも多く、

ふたハ
ふたハ

今回は相談だけで終わるかもしれない…

無意識のうちに期待していた部分もありました。

その一方で、何を言われるのか、どんな話になるのか分からない不安もあり、落ち着かない気もちで初診当日を迎えることになりました。

初診当日の様子|自閉スペクトラム症の診断を受けた日

はじめての発達外来の初診当日。

ふたハ
ふたハ

どんなことを聞かれるんだろう…

ふたハ
ふたハ

ちゃんと答えられるかな…

緊張しながら、予約した病院へ向かいました。

ここでは、わが家が体験した発達外来の初診について、当日の様子や診断の説明までの流れをまとめています。

病院や先生によって対応は異なりますが、初診の一例として参考にしていただけたらうれしいです。

病院に着いて診察の順番を待つ息子

まず、受付で、保険証と問診票を提出し、呼ばれるまで待合室で待機しました。

息子は、待合室ではなかなか落ち着かず、動き回っていました。

ふたハ
ふたハ

イスに座って待つよ!

ふたハ
ふたハ

シーだよ、静かにしようね!

何度も声をかけながら、順番を待ちました。

そして、しばらくして名前を呼ばれ、診察室へ。

診察で実際に聞かれた質問内容

診察が始まると、先生はまず息子に声をかけました。

  • 「名前は何ですか?」
  • 「何歳ですか?」

簡単な質問でしたが、息子はほとんど反応せず、早々に息子への問いかけは終わりました。

その後、息子は診察室にあるおもちゃで遊びながら待つことに。

ここから、提出した問診票をもとに、親への聞き取りが始まりました。

先生からは、主に次のような内容を聞かれました。

  • 気になっていることや家庭で困っていること
  • 言葉はどの程度出ているか
  • 呼びかけへの反応
  • 目が合うかどうか
  • 指さしや模倣はあるか
  • 療育園での様子
  • 癇癪やこだわりの有無

質問は淡々と、事実を一つずつ確認していくような印象でした。

初診で突然伝えられた診断と、頭が真っ白になった瞬間

ひととおり聞き取りが終わると、先生は1枚の紙を机の上に置きました。

ふと目に入った左上の文字「自閉スペクトラム症」

大きく書かれたその言葉を見た瞬間、胸がざわっとしました。

先生は、その紙を見ながら説明を始め、

「息子さんに特徴が多く当てはまっています」

と言いました。

思わず、

ふたハ
ふたハ

息子は、自閉スペクトラム症ということですか?

と聞き返すと、「はい」と、あっさり返ってきました。

その瞬間、ずしっと気もちが落ち、頭が真っ白になったような感覚がありました。

その後、発達検査の結果や今後についての説明がありましたが、口頭のみだったこともあり、内容はほとんど頭に入ってきませんでした。

メモも取っていなかったため、後からふり返れる情報をほとんど残せなかったのが悔やまれます。

唯一メモに残っていたのは、

  • 言葉は人との関わりの中で増えていくので、たくさん話しかけてあげること
  • 触ることが好きなので、感覚を使った遊びが向いていること

先生の2つのアドバイスのみでした。

ふたハ
ふたハ

こんなにあっさり診断が出るなんて…

とてもショックで、診断を受けることの重さを、想像以上に感じました。

メンタルへのダメージも大きく、しばらくの間、気もちの整理がまったく追いつきませんでした。

初診を終えて感じた後悔と、今ふり返って思うこと

発達外来の初診を終えたあと、

ふたハ
ふたハ

やっぱり、息子には発達の特性があったんだ…

どこか納得する気もちはありました。

けれど、頭で理解できても、心はまったく追いつかず、これからどうすればいいのか分からないまま、強い動揺を抱えていました。

当時は、あの時なりに考えて初診にのぞんだつもりでしたが、今ふり返ると、事前の準備も、気もちの整理も、十分とは言えなかったように感じます。

こうしておけばよかったな…と、あとから思うことがたくさんありました。

ここでは、わが家が初診後に感じた反省点をまとめます。

夫と一緒に受診すればよかったと感じた理由

診断を受けた日の夜、私は夫に、

ふたハ
ふたハ

やっぱり息子は発達障害だった!

ふたハ
ふたハ

幼稚園は難しいかもしれないから、療育園のほうがいいと思う!

気もちを受け止めてほしくて、一気に伝えました。

けれど、夫は、

くまT
くまT

一度の検査と聞き取りだけで、判断ができるの?

どこか納得がいっていない様子でした。

その後、発達障害の話題を出しても、まともに取り合ってもらえなかったり、不機嫌そうな態度を取ってきたり…。

次第に、私も話すのをためらうようになっていきました。

結果的に話し合いはうまく進まず、幼稚園にも通ったものの、2か月で断念することになり…。

ふたハ
ふたハ

メンタルが限界ギリギリでした…

診断直後の、一番つらい時期に気もちを共有できなかったことは、今でもとても苦しかった記憶として残っています。

もし夫も一緒に受診していれば、その場で同じ説明を聞き、同じ情報を受け取り、帰ってから一緒に気もちや考えを整理できたのかもしれません。

大事な場面だったからこそ、ひとりで抱え込まず、夫も巻き込めばよかった…と感じています。

思っていた以上に重かった「診断を受ける」こと

初診を受ける前の私は、

ふたハ
ふたハ

まだ3歳だし、まだ診断は難しいよね…

そんなふうに、どこかで軽く考えていた部分がありました。

実際、診断よりも言語訓練を受けられるかどうかのほうが、気になっていたようにも思います。

療育園の園長先生から、

「受診は焦らなくてもいい。気もちが整ってからで大丈夫ですよ。」


と声をかけてもらったことを、今でもよく覚えています。

頭では分かっているつもりでした。

覚悟を決めて受診したつもりでもいました。

けれど、実際には、その言葉の意味を、本当の意味では分かっていなかったと思います。

診断名を告げられた瞬間、想像していた以上に言葉の重みが大きく、心が追いつかなくなりました。

診断を受けることが、こんなにも心に負荷がかかるものだとは…。

体験してはじめて実感できました。

どんな結果になっても受け止められるように、もう少し時間をかけて気もちを整えたり、ひとりで受け止めきれそうにないと感じたら誰かに付き添ってもらう。

そうした準備が、必要だったように思います。

聞きたいことを整理してから行けばよかった

また、聞きたいことを事前に整理できていなかったことも反省点の一つです。

初診当日は、想像以上に緊張していて、言葉がうまく出てこなかったり、診断を告げられたあとは頭が真っ白になってしまい、その場にいるだけで精いっぱいでした。

帰宅後、少し冷静になってから、

ふたハ
ふたハ

もっと聞いておけばよかった…

ふたハ
ふたハ

これも確認しておきたかった…

聞きたかったことが、たくさん出てきました。

気になっていることや不安なことを、箇条書きでもいいのでメモにして持っていくことをおすすめします。

質問リストがあるだけで、気もちの整理がしやすくなり、聞けなかった後悔も減らせると思います。

まとめ|はじめての発達外来で踏み出した、わが家の一歩

はじめての発達外来は、

ふたハ
ふたハ

もっとこうしておけばよかった…

と思うことも多く、正直、スムーズとは言えない形で終わりました。

そして、一歩踏み出したからといって、すべてが一気に変わるわけではありませんでした。

それでも、立ち止まって悩み続けていた場所から、前に進むきっかけになったと感じています。

いちばん印象に残っているのは、やはり診断を受けたときの衝撃です。

息子が、今までの息子ではなくなってしまったように感じて、すぐには受け止めることができませんでした。

発達障害の話題を出すたびに夫との関係がぎくしゃくしたり、これまで先延ばしにしてきたことが一気に押し寄せてきて、診断の前後は、特に苦しかった時期でした。

それでも、時間はかかりましたが、少しずつありのままの息子を見られるようになり、一緒に楽しく過ごせる時間も増えていきました。

夫とも何度もぶつかりながら話を重ねる中で、少しずつ理解してもらえるようになり、今は前を向いて子育てができていると感じています。

わが家にとって、発達外来の受診は決して楽な選択ではありませんでしたが、これからを考えるための大切な一歩でした。

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