こんにちは!ASDの息子を子育て中の母、ふたハです。
わが家の息子は、3歳のときにASD(自閉スペクトラム症)の診断を受けました。
さて、ASDの特性のひとつに、「こだわり」があります。
「こだわり」は誰にでもあるもので、「こだわり」があるからといって、必ずしも発達障害やASDというわけではありません。
ただ、息子の場合はその「こだわり」によって、先生や友だちとの関わりがうまくいかなかったり、集団行動が難しかったりする場面が多く見られました。
日常生活の中でも、対応に困る場面が少しずつ増えていったのを覚えています。
しかし、療育園に通い始めたことで、息子の行動を「こだわり」という視点で見るようになり、家での何気ない行動にも、その影響があることに気づくようになりました。
この記事では、3歳のASD息子の「こだわり」に戸惑っていたわが家が、どのように向き合い方を見つけていったのか、その過程をまとめました。

療育園や主治医の先生からのアドバイス、実際のエピソードとあわせてお伝えします!
同じように「こだわりが強すぎるのでは?」と悩んでいるママやパパの心が、少しでも軽くなるきっかけになればうれしいです。
3歳息子のこだわりが強すぎると感じた具体的なエピソード
療育園で息子の「こだわり」に気づいてから、家での行動も、同じ視点で見るようになりました。
すると、

3歳だからよくあることかな?

性格だから仕方ないのかな?
今まで流していた行動が、一つひとつ、つながって見えてくるように。

この行動は「こだわり」があったからしていたんだ!
そう思う場面が、次々と増えていきました。
スイッチやボタンへの強いこだわり
家では、電気や炊飯器、洗濯機など、スイッチやボタンに強いこだわりを見せていました。
一時期は、家中の電気のスイッチを一通り押さないと落ち着かないこともあり、うまく押せないと、何度も押し直したり、最初からやり直そうとしたりしていました。
押すスイッチの順番も決まっていて、私がうっかり触ってしまうと、強く怒ることもありました。
炊飯器や洗濯機のスイッチも同じで、先に私が押してしまうと、一度消してから、やり直さないと気が済まない様子でした。
そのため、家では、

押していい?
スイッチを押す場面では必ず声をかけるようになりました。
こだわりの行動を終えないと、次の行動へ進めなくなってしまうことが多かったです。
自分でやりたい気もちが強く、自分ルールのこだわり
3歳ごろの息子は、自分のやり方で進めたい気もちがとても強かったです。
たとえば、チーズの包み紙。
包装を取ろうとして、少しでも破れてしまうと、
「最初からやりたい」「新しいものにしてほしい」(言葉では言えませんでしたが)と気もちを訴えてきました。
また、家での遊び方にも、息子なりのルールがありました。
車のおもちゃをすべて並べたり、レールを全部つなげないと気が済まなかったり。
毎日、同じ遊び方を繰り返し、ひとりで楽しんでいることが多かったです。
近くで3歳上の娘が楽しそうにゲームをしていても、まったく気にすることなく、自分の好きな遊びに黙々と没頭していました。
他にも、息子の中には決まった手順ややり方がたくさんあり、気に入らないことがあると、途中まで進んでいても、すべてやり直そうとすることがよくありました。
ごはん・パン・ゼリーしか食べない偏食のこだわり
食事の面でも、こだわりははっきりと表れていました。
療育園に通い始めたころ、息子が食べられるのは、ごはんとパンだけ。
家でも同じ状態が続き、ほかの食材には、なかなか手を伸ばしませんでした。
ふり返ると、離乳食は比較的順調に進んでいましたが、それは、まだ自分の意思が強く出る前だったからかもしれません。
2歳を過ぎた頃から、急に食べられるものが減り、「これしか食べない」こだわりが、より強くなっていったように感じます。
一時的なものだと思い、気にしないようにしていましたが、3歳になっても状況は変わらず。

栄養面で、とても心配でした。
ASDの診断後に相談した「こだわり」への対応とアドバイス
3歳でASDの診断を受けたあと、息子の強いこだわりにどう向き合えばいいのか、主治医の先生に相談しました。
無理にやめさせたほうがいいのか。
それとも受け止めたほうがいいのか。
療育園に親子で通う中で、少しずつ対応方法は見えてきていましたが、

この関わり方で本当に合っているのか…

他に、もっといい方法はないのか…
毎日の生活の中で迷うことも多くありました。
そんなときに聞いた主治医の先生の言葉は、このまま進んで大丈夫だと、私の背中をそっと後押ししてくれるものでした。
生活に支障がなければ、こだわりを無理に止めなくてもいい
療育園や家で見られる息子のこだわりについて、これまでに困った場面を、具体的に主治医の先生に伝えました。
すると、先生からは次のようなアドバイスをもらいました。
こだわりは無理にやめさせるものではなく、状況に応じて調整しながら付き合っていくものだと教えてもらいました。
療育園でのこだわりへの対応は合ってる?質問に対する主治医の答え
3歳から通い始めた療育園での関わり方について、この対応で合っているのか…不安がありました。
療育園では、
このような対応をしているが、このまま続けていっても大丈夫かを先生に聞いてみました。
主治医の先生は、
「今は、見守る対応でいいと思います」
と答えてくれました。
さらに、切り替え時の声かけについても、
と教えてもらい、すぐにできるようになる必要はなく、積み重ねていくことが大事なのだと感じました。
ASDの息子のこだわりへの対応|わが家の3ステップ
療育園や主治医の先生のアドバイスをもとに、わが家では「こだわり」をなくすことを目標にするのではなく、「こだわり」とどう付き合っていくかを考えるようになりました。
試行錯誤しながらたどり着いた、わが家の対応方法を3つのステップで紹介します。
ステップ① できる限り見守り、「こだわり」をさせてあげる
息子のこだわりは、私には理解しづらい行動が多く、同じことを何度も繰り返します。
そのため、以前の私は、つい「早くして!」「もういいでしょ!」とよく息子に言っていました。

反省です…
でも、療育園で「こだわり」の特性に気づき、息子への関わり方や声かけを見直すことにしました。
まず、意識したのは、無理に「こだわり」をやめさせないこと。
とはいえ、今までの関わり方や声かけをすぐに変えるのは簡単ではありませんでした。
つい口を出してしまって、しまった…と後で反省することも、何度もありました。
それでも、「こだわり」を見守ることを意識しながら関わり続けることで、少しずつ息子のペースに合わせられるようになったと感じています。
今では、

今はここにこだわっているんだな…
と少し立ち止まって息子の気もちを考えられるようになりました。
ステップ② 数や時間を使って、見通しと区切りを伝える
ただ、見守るだけでは、こだわり行動が長引いて切り替えが難しくなったり、待ち続けて生活に支障が出てしまうこともありました。
そこで意識したのが、終わりが見える伝え方です。
息子は数字に興味があったため、
数字を使った声かけが、わが家ではとても効果的でした。

回数は調整しながら、伝えるのがおすすめです!
また、砂時計やタイマーを使い、目で見て分かる形で予告することも取り入れています。

事前に伝えておくことで、突然終わらされる不安が減り、切り替えも少しずつ楽になっていきました。
表面上は息子が自分でやめたように見える形を大切にしつつ、実際の主導権は大人が持つ。
このバランスが、わが家には合っていました。
わが家で使っているタイマーはこちらです▼
ステップ③ 少しずつ「ママのお願い」を伝えてみる
息子の「こだわり」を受け止め続けて、数か月がたったころ。
それまでは、「こだわり」中に声をかけたり触れたりするだけで癇癪を起こしていた息子が、少しずつ落ち着いて過ごせる時間を持てるようになってきました。
好きなことが増え、自分のタイミングでなら楽しくできる場面も増え、私の声が届く瞬間が出てきたように感じました。
そこで、私の要望をほんの少しずつ伝えてみることにしました。

こうしてくれると助かるな!

ママは、ここでやってほしいな!
もちろん、うまくいかないこともたくさんありました。
言いすぎてしまったり、止めすぎてしまったりして、癇癪につながったり、目を合わせてくれなくなったり。
まだこの要求は早かったかもしれない…と感じる失敗も、何度もありました。
それでも、息子の状態を見ながら調整し、無理をしすぎない範囲で伝え続けることで、少しずつ受け入れてくれる場面が増えていったように思います。
まとめ|3歳のこだわりを無理にやめさせない、わが家の向き合い方
以前の私は、息子のこだわりを見るたびに、どうしたら、やめさせられるんだろう…と考えていました。
でも、療育園や発達外来の先生の話を聞き、息子の姿を改めて見つめ直してみると、こだわりは「困った行動」ではなく、息子が安心するために必要な行動だったことに気づきました。
だから今は、「こだわり」を無理にやめさせようとするのではなく、どう「こだわり」と付き合っていくかを、息子と一緒に探していくことを大切にしています。
向き合い方や伝わりやすい指示は、お子さん一人ひとりで違います。
ぜひ、お子さんに合う方法を、いろいろ試しながら見つけていってほしいと思います。
とはいえ、わが家もまだ試行錯誤の途中です。
息子の成長とともに、こだわりの内容や表れ方は少しずつ変わり、そのたびに、関わり方を見直してはトライする日々が続いています。
その様子は次の記事でまとめようと思います。

よかったら、また見にきてください!

